早大・鈴木琉胤「最後はめっちゃきつかったですけど、楽しかった」初の国立競技場レースで予選突破
◆陸上 ▽日本選手権 第1日(4日、東京・国立競技場)
東京世界陸上(9月)の代表選考を兼ねて行われ、男子5000メートル予選第3組で、13分38秒34でトップを取った森凪也(ホンダ)をはじめ、6人が6日の決勝に進出した。今季好調の森は優勝候補に挙がる。早大の大物ルーキー鈴木琉胤(るい)は4位で決勝進出した。2位の篠原倖太朗(富士通)、3位の森山真伍(YKK)、5位の米井翔也(JR東日本)、6位の小池莉希(創価大3年)04)が予選を通過した。青学大のエースで主将の黒田朝日(4年)は終盤までレースを引っ張ったが、残り1周のスピード勝負で敗れ、8位で予選敗退した。
大学1年生ながら、積極的にレースを進めた鈴木。「こんなにデカいステージっていうか、周りを見てもこんな(に埋まった)観客席は初めてなので、景色をグルグル見ながら楽しく走って、最後はめっちゃきつかったですけど、楽しかった」と初の国立競技場レースを笑顔で走り抜いた。
4日に3組の予選を行い、各組上位6人計18人が6日の決勝に進出。学生では第1組で2位と健闘した中大の岡田開成(2年)、第3組の鈴木、小池莉希の3人が予選を突破した。中1日で2レース。鈴木は「持ち味としては自分で引くレースですが、粘り強い走りっていうのも自分の中では持っていると思う」と冷静に分析。「決勝はすごいメンバーが集まってくると思うので。ついて行くところはついて行って、しっかり自分のレースがしたいです」と実業団選手に食らいつく。