わさび人のアートライフ

わさび漬けを売りながら、暇をみつけてはアートに親しんでいる生活を一挙公開。

花鳥の夢

2018年10月10日 | 
山本 兼一(2013) 文藝春秋社 1900円 483ページ

信長、秀吉に使えた絵師、狩野永徳の物語です。

永徳は祖父、元信に絵を教えてもらい、尊敬している。

父、松栄のことは凡庸な絵師だと思ってる。

将軍、足利義輝に洛中洛外図を頼まれる。

永徳は弟子の友松と京都の邸宅、寺社などをめぐり写し始める。

何度も描き直し、洛中洛外図は完成する。

やがて信長の時代になり、永徳は信長に認められ、

狩野家の絵が、あらゆる所に飾られる。

しかしそこに自由、闊達な絵師、長谷川等伯が現れる。

永徳は等伯に対抗するが・・・。