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2014-02-23 08:59:46 | .etc
(1)前評判の高い映画『東京難民』を観た。イケメンたちの群像劇だと思っていたが、ホストクラブにハマり身を滅ぼす看護師役の大塚ちひろ改メ大塚千弘の「熱演」に打ちのめされる。女優が脱げばすぐに「体当たり!」なんて褒められるけど、これは正真正銘の熱演。彼女に対する評価がガラリ変わった。

(2)題材は実に今風のネタだが、打ち出すテーマは青春映画の王道。北野武監督『キッズ・リターン』と同じ。堕ちていく若者たちに「まだ何も始まっちゃいねえよ」と語りかけてくれる映画だ。なのでついあの名作と比較しちゃうんだけど、比べれば比べるほど『東京難民』は“語りすぎ"なのが気になる。

(3)ネットカフェ難民とは?治験バイトって?ホストクラブの世界、土木作業員、ホームレスの生活…。知られざる世界の裏側が誰にでもわかるよう丁寧に描写される。まるで免許更新時に見せられる「事故った人が破滅するまで」のビデオのよう。『キッズ・リターン』みたいなバッサリ感が足りない。

(4)一体誰に見せる映画なのだろう。現代若者事情にメスを入れた作品なのに、映画評論家のオジサンたちにも伝わる安心感、政治家や教育関係者にウケそうな説教臭さが鼻につく。そんな古い連中は置き去りにするぐらい乱暴で突き放した作りなら、この作品の持つ魅力は最大限に発揮されたはずなのに。

(5)その丁寧さゆえ『東京難民』を観た正直な感想は「なげーよ」だった。上映時間実に130分。荒っぽさ全開で100分程度にまとめたら、若者が堕ちていくサマにもっとドライブ感が出せたしフレッシュな映画になったはず。だが主演の中村蒼始め若い役者陣が躍動していて、ここだけはフレッシュ。

(6)収穫はとにもかくにも大塚千弘。「ちょっぴり地味なお友だち役」というポジションから完全脱皮の記念碑。真面目な看護師が沈みゆく姿を大胆かつ繊細に紡ぎ上げたその芝居を観るためだけに映画館まで足を運んでも、損はナシ。『東京難民』予告編→ http://youtu.be/GGOVbFGr908

映画『東京難民』予告編

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2014-02-23 03:05:31 | .etc
大塚愛の10年前のライブDVDと劣化と僕 - 情報学の情緒的な私試論β

・・そういえば『大塚愛が劣化してオバさんになっていると話題に!!整形の影響か!?それともRIP SLYMEのSUとの結婚が原因!? | 今日の最新芸能ゴシップニュースサイト|芸トピ』なんてのも話題になっていた。・・

http://geitopi.com/%E9%9F%B3%E6%A5%BD/%E5%A4%A7%E5%A1%9A%E6%84%9B%E3%81%8C%E5%8A%A3%E5%8C%96%E3%81%97%E3%81%A6%E3%82%AA%E3%83%90%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%A8%E8%A9%B1%E9%A1%8C%E3%81%AB/