わんこ問題 愛犬の身になって考えてみよう

間違った風説風評で愛犬たちが泣いています。白衣を着た妖怪の治療でも被害を受けています。ご自分の頭で考えてみましょう。

リーバスリー液体歯磨きはカナダ製詐欺商品 アルコールと香料では歯磨き効果はない!

2013-08-26 06:50:27 | ペット
 犬猫用液体歯磨きとして発売されているリーバスリー(LEBA3)は詐欺商品だ。その成分はエチルアルコールと香料だけだ。
言うまでもなく、エチルアルコールとはビールや清酒に入っているアルコール分と同じものだ。
リーバスリーは、ビールや清酒に香料を入れると歯磨き効果があって歯垢や歯石が取れると言っているようなものだ。詐欺師が妄想して作ったインチキ商品だ。

 LEBA3の有効成分については、英文では次のように記述されている。
Water, 25% Ethyl alcohol, Lamiacea and Rosacea essential oils make up the Leba III ingredients. This is essentially a mint and rose mixture with a small amount of alcohol.

「リーバスリーの成分は水、25%エチルアルコール、ミント系とローズ系の精油である。つまり、リーバスリーは本質的には、わずかな量のアルコールとミントとロズの混合物である。」

 次の記述は詐欺師のだましのテクニックの見本みたいなものだ。
 「リーバスリーの安全性テストは、財団法人日本食品分析センターにて分析テスト済」

 日本食品分析センターは食べ物に含まれている成分を分析するところだ。分析した成分が全部有害でないときは、その食品は安全な食品だと判定するところだ。それ以上のことはしない。
つまり、日本食品分析センターは、リーバスリーに歯磨き効果があると認定したわけではない。エチルアルコールと香料は有毒な物質ではないと分析しただけだ。当たり前のことだ。
再度言う。日本食品分析センターは、リーバスリーに歯磨き効果があると分析したのではない。

 リーバスリーの商品説明には、その商品に歯磨き効果があるという科学的に信頼できる根拠はどこにも記述されてない。アルコールと香料だけでは歯磨き効果あるわけがない。液体歯磨きのリーバスリーはいい加減ででたらめな詐欺商品だ。

 また、次の記述も詐欺師の詭弁だ。
「Double-blind trials conducted in Canada have shown no discernible side-effects,」
「カナダで二重盲検法を実施し、副作用は認められなかった。」

 二重盲検法とは医薬品の認可を受けるときの最終段階でその薬がほんとに薬としての効果があるかどうかを調べるための検査だ。歯磨きなら、ほんとに歯磨き効果があって歯垢や歯石が取れるかどうかをテストする検査だ。
 ところが、リーバスリーは、歯磨き効果があるかどうかの検査は二重盲検法では受けてない。「リーバスリーに副作用があるかどうかの検査」しか受けてない。
言い換えると、アルコールや香料には副作用がないことは当たり前のことなので、受ける必要のない検査をあえて受けている。そして、それを公表している。
二重盲検法という権威のある検査法を悪用した詐欺師のだましのテクニックだ。

 また、リーバスリーがどのように作用して歯垢を取り、歯石を除去するかについて次のような記述がある。

How does it work?
Leba III herbs are the active ingredients, they stimulate the enzymes and change the chemistry in the mouth. It activates the saliva which remove plaque and soften tartar.Tartar will comes off slowly over a time.

「リーバスリーはどのように作用しますか。
リーバスリーに含まれているハーブは活性な成分であり、酵素を刺激して、口の中の化学を変えます。唾液を活性化して、歯垢を取り除き、歯石を柔らかくします。歯石は時間をかけてゆっくりとれるようになります。」
( 翻訳者:ブログ「愛犬問題」開設者 Paroowner )


 詐欺師の妄想によるでっち上げ文書だ。
ハーブが酵素を刺激して、唾液が歯垢を取り除き、歯石を柔らかくするとのこと。その酵素とは何という酵素だ。そのような酵素があるとは聞いたことがない。科学的な論文もないだろう。あるというなら、その科学論文の所在の提示を求める。
 
 香料が、歯垢や歯石取りにほんとに効果があるというなら、なぜ人用の歯磨きに応用して売り出さないのか。犬や猫には効果があるのに、人には効果がないのはなぜだ。おかしいではないか。犬や猫も人と同じ哺乳類だ。

 香料が酵素を活性化するとあるが、その酵素は人の口の中にはなくて、犬や猫の口の中だけにあるのか。そのことについては科学的な証拠が全く示されてない。
その酵素はリーバスリー売り出した会社の社長の頭の中にだけある妄想上の奇怪な酵素ではないのか。そのような酵素は犬や猫の口内にもないだろう。あるというなら、科学的な根拠(エビデンス)を示して証明すべきだろう。

 リーバスリーが歯石取りに効果がるという使用前と使用後の写真がネット上にあるが、そのような写真の偽造は簡単だ。犬に麻酔をした後に他の方法で歯石を取り除いてから写真を取ればよいからだ。子供だましみたいな詐欺師のだましのテクニックに惑わされないことが肝要だ。

 リーバスリーの製造原価は数十円だろう。つまり、瓶代がその大半だろう。なのに、販売価格は数千円だ。原価の数百倍に化けるぼろもうけのインチキ商品だ。そのインチキ商品に砂糖にアリが群がるように詐欺根性の販売業者が群がっている。利益率が極めて高い商品だからだ。

 日本の獣医界も詐欺師が横行している業界だ。どの獣医も自分が儲けるためなら、どんな詐欺商法も喜んで受け入れている。恥を知らない下賎の業界だ。つまり、動物病院でリーバスリーを売っている獣医はリーバスリーの詐欺商法の共同正犯だ。押し売りまがいの強引な販売をしているようだ。

 リーバースリーが詐欺商品だとはわからないというなら、その獣医は知能の低い無能の輩だ。いずれにしろ、まともな獣医ではない。その動物病院には近づかないほうが愛犬は健康で長生きする。「君子危うき荷近寄らず」だ。他の診療でも詐欺商法を行っているだろう。

 「犬 歯磨き」でGoogleを検索してびっくり。なんと256万件出た。その殆どが犬用歯磨きの宣伝広告だ。大小さまざまな会社や個人が参入して、犬用歯磨きの商売は乱立状態だ。
一般の犬用歯磨きには法的なきびしい規制はないので、誰でも参入できるからだろう。
 
 人用歯磨きは薬事法で厳しく規制されている。認可を受けてない歯磨き商品の効能効果を宣伝広告することは禁止されている。

 一方、薬事法では犬用歯磨きの効果および効能を宣伝広告してはならないことになっている。違反すると刑事罰が科される。  しかし、実際は野放し状態だ。ネット上では犬用歯磨きの効果や効能が堂々と宣伝広告されている。
 その一例をあげる。

「当サイトでは薬事法第68条順守のため、効果及び効能の表記は控えさせていただいております。」と書いてある一方で、同一のサイト内に、

「犬用 歯磨き粉 は犬の歯石を防ぐ、ノンシュガー、人口着色料不使用、人口甘味料不使用のナチュラル志向の 歯磨き粉 です。犬用 歯磨き粉 は噛むだけで歯垢、歯石、臭いの原因を取り除きます。」と効果や効能を書いてある。間が抜けているというか、法律無視だ。


 犬用歯磨き商品を買って愛犬に使用している愛犬家に聞く。
なぜ、愛犬には犬用歯磨きを使い、あなたは人用歯磨きを使っているのか。納得できる科学的な理由はないでしょう。人用は法律で効能効果と安全性を保証しているのに、犬用は野放しの商品だ。

 話は飛ぶが、愛犬には犬用シャンプーよりも人用シャンプーのほうが良い。詳細は犬用シャンプーより人用シャンプーが安全で安い!にある。歯磨き用品も同じだ。愛犬には犬用歯磨きよりも人用歯磨きを使ったほうが安全だ。
ただし、我が家では使ってない。愛犬には鶏の骨を食べさせているからだ。

 愛犬のパロは鶏の骨をガリガリ噛み砕いて食べている。鶏の骨は栄養満点であるだけでなく、歯磨き効果もある。パロの歯は綺麗だ。その詳細は愛犬の歯磨きは鶏の骨を噛み砕いてにある。

 鶏の骨は犬の喉や胃に刺さるというのは犬に無知蒙昧な獣医の虚言だ。できるだけドッグフードを多く売りたいために獣医界が作り上げた真っ赤なウソの風説風評だ。



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