わんこ問題 愛犬の身になって考えてみよう

間違った風説風評で愛犬たちが泣いています。白衣を着た妖怪の治療でも被害を受けています。ご自分の頭で考えてみましょう。

インチキサプリメント!犬の食糞防止用!

2007-10-28 21:50:30 | Weblog
キ-ワ-ドとして「食糞、糞食、グルタミン酸」の3語を用い、検索エンジンGoogleで検索した。

 「グルタミン酸は胃液と混じると便の味に苦みを加え、犬に便を食べることを思いとどまらせます。」などの記述がある。つまり、糞食癖のある犬に、グルタミン酸を成分とする錠剤を与えると、糞食を止めさせることができると宣伝し、高価な錠剤を販売している。
 
 グルタミン酸を犬に食べさせても、糞食癖が治る訳がない。グルタミン酸は人や犬などの動物の体内には沢山ある。

 化学調味料の味の素はグルタミン酸ナトリウムが成分だ。グルタミン酸は酸味があるので、中和してナトリウム塩にしてある。胃の中では塩酸と反応して、グルタミン酸になる。もし、グルタミン酸で犬の糞食が治るなら、高価な犬用の錠剤でなく、味の素を沢山食べさせたら良いと言うことになる。無駄だから、試さない方がよい。

グルタミン酸は昆布やチ-ズ、浅草海苔、トマトなどに多く含まれている。食事として食べるタンパク質を構成している20種類のアミノ酸の中で、グルタミン酸は25~33%を占めているようだ。
 そのグルタミン酸は人の体内でも生合成される。言い換えると、食べ物として摂取しなくても良い。人体には必要なアミノ酸だが、人体が自分で製造できる。だから必須アミノ酸としては分類されてない。

 人や犬も含め、動物の体内にはデンプンやタンパク質、脂肪を分解して、エネルギ-として活用するクエン酸サイクルという生化学のシステムがある。そのサイクルはイギリスのクレブスというノ-ベル賞を受賞した学者が発見した食べ物を分解燃焼するシステムなので、クレブスサイクルともいう。

 タンパク質が分解してできたグルタミン酸も、クエン酸サイクルで燃焼され、エネルギ-に変わり、最終的には二酸化炭素、水及びアンモニアになる。
 
なぜ、グルタミン酸を犬の糞食に結びつけて、インチキ商品を販売することにしたのか不可解だ。生化学の勉強を少しでもしていると、そのような発想は出てこない。すぐにデタラメだとバレルからだ。

 コンドロイチンやグルコサミンなどのいろんなインチキ商品が氾濫している。騙されている愛犬家が相当に多いと見ている。
愛犬の世界は魑魅魍魎の妖怪の住む伏魔殿だ。愛犬家ひとり一人が自分の頭でものを考え、愛犬を守らないと、愛犬がかわいそうだ。

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参考随想

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狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述。
ANI_051.GIFAN040.GIF狂犬病予防ワクチン注射のからくり
                  狂犬病予防法は御用済みの悪法だ   




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