一汁一菜

富士の麓で

夫と二人、自然を楽しむ、生活。

時々東京。

シジュウカラ

2014-06-06 12:45:08 | 日記
今年も去年の秋に設置した巣箱にシジュウカラが巣を作りました。

それに気づいたのは4月12日です。

出入りしているのですが、何をしているのかはわかりません。

巣作りの最中か、卵を温めているのか、雛が孵っているのか

でもその後

頻繁には出入りしている様子ではなかったので

未だ雛は孵ってはいない、と思いました。









4月中旬に出入りしていたところを写しました。



周りに木が無くて

いきなりこの巣に飛び込まなくてはいけないので一旦淵で停まってくれるので

入る時は写しやすいです。


出る時も初めはちょっと停まってくれました。



しばらくそれから半月が過ぎて

見守っていました。

どのようになって居るのか気になって

夫が中をそっと開けて覗いてみました。

巣箱の中には7つの卵が産みつけられていて

でも誰も居ませんでした。


それが5月2日の事です。



同じようにお隣の家のサワラの木に設置したシジュウカラの巣箱が有ります。

その巣箱はもう今年すでにシジュウカラが使ったものです。

お隣のご主人がそれをお掃除しようと開けたら

なんと卵が沢山産みつけられていました。

その後ろにヤマガラがピーピーと鳴いて

「早くどいて」と言わんばかりで飛んでました。

私が目撃しました。

ご主人がそこをどいたら、ヤマガラが巣の中に入って行きました。

シジュウカラの巣をそのままヤマガラが使ったみたいです。

大変珍しい事です。よほどせっぱ詰まっていたのでしょうか?

その後写真を撮らせて頂きました。









ヤマガラはとても速くて写らずブレてしまいますが、何とか姿は見えます。



その後、我が家のシジュウカラの巣ではメスが卵を温めているのでしょう。

せっせとオスが餌を運ぶ姿を何度も目撃しました。


















そして何日かが経って


今までと出入りの頻度が違ってきます。

そして餌を探すのもものすごい勢いです。

多分雛が孵ったのでしょう。









そのうちに写真は写せなかったのですが

口に白い物を咥えて巣から出て来るようになりました。

雛が出す排出物です。

親鳥は偉いですね。巣の中を清潔に保つために雛が出すウンチを運んで捨てるのです。

その時は出てからものすごく遠くへ飛んでいきます。

なるべく遠くへ運ぶのでしょうね。見上げたものです。



親鳥はせっせと餌を運びます。







そのうちに枝に停まって、御馳走を咥えてしばらく巣の方を見ている時が有ります。

出ておいでと言ってるのか

私が居るので警戒して中に入らないのか・・・・・


ある日とても小さな子が餌を咥えてました。



先に孵ったお兄ちゃんかなあと思いましたが

本当の事は判りません。



この子も細くて小さいような気がします。

先に孵った雛かなあと思ってました。

でも、野鳥観察に出席した時に

日本野鳥の会の先生にお聞きしたところ

親鳥は一日一個卵を産むけど温めるのは一斉にするので

孵るのはいっぺんに孵る

と言うのです。

だから、あまり成長の差は無いようです。

この子がお兄ちゃんだと言う事は判りません。またそうかも知れません。

巣立ちはその鳥によって違うから何とも言えないそうです。



胸のネクタイが細いので母親ですね。



もう飛び立つときは停まってくれなくなりましたので
こんなにブレてます。


もうすぐ巣立ちの日が近いなあと思って居た・・・・


ある日、大変なことが起こりました。

コンコンと外で音がしたので

見てみると、このシジュウカラの巣箱が大きく傾いてぶらぶらの状態でした。

周りでは親鳥がピーピーブルブルと警戒の声で鳴いてます。

行ってみると支えの紐が切れていました。

夫にすぐに直してもらい

また正常配置に戻しました。

その後、また餌を運ぶ姿を見て安心しました。

多分カラスが突っついたのだと思います。カラスが飛んでいく姿を見たからです。

カラスも巣作りをして子供がいるのでしょう。

でも、だからと言って、我が家のシジュウカラは大事です。


親は巣の中に入らず
口移しで雛に餌を与えます。

と言う事はヒナはもう飛べると言う事ですね。






この写真を最後に

ぷっつりとシジュウカラの姿は見なくなりました。

カラスにやられた後、早く巣立ちをしたようです。

3日後に、巣を外して中を見ました。

柔らかい絨毯の中にふわふわの羽毛が有りました。

2か月この中で営まれていたシジュウカラの家族愛とエネルギーを感じ感動しました。

感動をありがとう!

巣立ちの日は

5月30日でした。