イキヅライヤ

哲学を少々たしなんでます。生きるって何だ、とか。

中二、カッコ悪い!

2008-10-26 22:07:30 | アニメ
 そろそろ今期のアニメ感想をざっくりまとめてみたいと思いました。


『ガンダム00』
 前期から4年後が舞台。
 前期がみんなしてビジネスライクに過ぎた感があったので、序盤からの熱血展開はなかなか新鮮。
 まー、流石に積み重ねてきたものが違うので安心してみていられますな。
 仮面の変態さんがすごくナチュラルに休憩室にいて爆笑した。

『屍姫』
 ゾンビ少女とマシンガン。
 ゴーストバスターものとしては可もなく不可もなく。もう少しヒネリが欲しいところ。

『喰霊-零-』
 こちらもゴーストバスターズもの。
 1、2話が主人公チーム全滅のパニックホラー調で、3話以降がそこに至るまでの過程の過去話になっているのでわりとすんなり話に入っていけるのは好印象。

『今日の5の2』
 ギャグが面白いわけじゃないけど、『みなみけ』のようなのんびりした雰囲気と微エロのセンスが好き。

『とらドラ!』
 ラノベ版「タイガー&ドラゴン」(嘘)
 主人公とヒロインがお互い別々の人を好きっていうのがあんまりない設定なので面白いですね。
 べタベタしてはいるけど馴れ合っているわけではないのが程よい感じで見ていて和みます。

『ケメコデラックス』
 齋藤千和大暴れ。
 俺的にはむしろそれだけでよいので、別にエロいのを期待してはいない。

『かんなぎ』
 妙に生活臭溢れる神様少女と同居する話。お話的にはむしろオーソドックスな部類だと思うけど、「実際に生活する神様」というネタの広げ方がインパクト大。
 何もそこまでしなくても、ってくらい画が動きまくる。
 OPのネタ的な完成度の高さは今期最高峰。

『ヒャッコ』
 学園ドタバタコメディ。
 基本的に女の子たちがワイワイやってるだけなのだが、それが実に微笑ましくてまいる。わりと好き。

『ワンナウツ』
 『アカギ』『カイジ』の流れを汲む野球アニメ。原作は結構好きだった。まあ今のところは安心してみていられる。

『魍魎の匣』
 マッドハウスが本気出したらこうなりますアニメ。
 とにかく映像が美しい。言葉遣いも原作に忠実で、感心してしまうなぁ。

『のだめカンタービレ~巴里編~』
 鉄板。
 序盤はかなり駆け足な印象。原作よりも説明的な台詞が足されていたのが違和感だったが、手堅さは相変わらず。

『夜桜四重奏』
 ほのぼのなのかハードなのかちょっと中途半端な印象。
 妖怪と人間の断絶と融和を描きたいのはわかるけど、人物の描写が足りないような気がする。

『黒執事』
 コメディ部分は普通に面白いと思う。
 「あくまで執事ですから」という台詞がまさか「悪魔で~」にかかっているとは思わなくて少し呆然としてしまったよ。

『とある魔術の禁書目録』
 いかにもライトノベルらしい説明台詞の多さ。
 とにかく説明台詞の多さに辟易するもののバトルシーンの派手さはなかなか。
 それにしても一般高校生のグーパン一発でノされちゃう魔術師ってどーなの?

『鉄のラインバレル』
 現代に蔓延しつつある「中二病」の恐ろしさを世に訴える啓蒙アニメ。
 主人公が中ニ病に発症し、暴走、そして破滅に至るまでの過程を丁寧に描いている。
 男性は誰もが潜在的感染者と言われる中二病に警鐘を鳴らすとともに、その対処法を反面教師的に伝えているのが興味深い。
「中二病やめますか? それとも人間やめますか?」

『おおきく振りかぶって』11巻 感想

2008-10-25 22:36:15 | 漫画
 半年振りのおお振り感想ー。


『おおきく振りかぶって』⑪ ひぐちアサ

 表紙はチア&ブラバン。いい感じにイモいですね。

 今巻の内容は崎玉戦直後~美丞大狭山戦一回表まで。三橋と阿部君の見えない確執が見ものでした。


○崎玉戦後、電車内にて
 
 コールド勝ちで三橋に自信を付けたかった阿部君だったが、佐倉を敬遠させた作戦が裏目に出てさっぱり自信のついていなかった三橋。
 懇切丁寧に(もう終わった試合の)作戦を説明する阿部君。しかし三橋が理解したのは辛うじて「自分は大事にされている」ということだけ。
 噛み合っているようで噛み合っていない会話。
 三橋は明らかに自分の事を過小評価している。阿部君はそんな三橋に自信を持ってもらいたい。
 しかし阿部君が「自信を持たせるには勝つことだ」っつって、頑張って頑張って試合に勝たせてやっても、三橋は「阿部君はスゴイ!」と阿部君依存を強めるだけで、ちっとも自分に自信を持ってくれない。
 そんなジレンマ。
 

○美丞大狭山陣営の様子

 就任したばかりで経験も少ない美丞大狭山監督・滝井。
 今年の目標は「ベスト8」。とりあえず「結果を出した」と周囲の認めるギリギリのライン。滝井が新任であるため選手もあまり集まらなかった。結果を出せば、来年以降のチームは改善されるかもしれない。
 そんな滝井に「借りがある」と付き合うコーチ・中沢呂佳。正捕手に推した倉田を使って何か企んでいるようだが……。
 美丞のチーム全体の雰囲気自体は悪くない感じ。
 正捕手争いに敗れた宮田も倉田の事をきちんと認めるいい奴だし。


○噛み合わないミハ×アベ

 阿部君は「かなり努力している」という三橋とのコミュニケーション。
 しかしどうも根本的に通じ合っていない様子。
 これはどうなんだろう、おそらく勝ちたいという目的は同じなんだけど、そこにいたる経緯が違うんじゃないかな。
 阿部君の場合、

・三橋がいないとチームが勝てない=勝ちたい

 なんだけど、
 三橋の場合、

・阿部君がいないと自分が勝てない
・勝てない投手は存在価値がない。
・よって阿部君がいないと自分には存在価値がない。

 という三段論法によって自分を追い詰めてしまっている。
 前にも書いたけど、三橋はかなり(人間的な意味で)ギリギリなところで投手をしている。
 阿部君はそれに気付いているだろうか。
 そもそも「勝たせてやる」とか、阿部君は明らかに、俺>三橋として見ているようだけど、何様のつもりなのだろうか。「阿部ウゼェ」ってのもかなりわかる気がする。
 このままでいくとどこかで決定的に壊れてしまいそうで怖いなぁ。
 それにしても人間関係で悩み、父親に見透かされキレる阿部君は非常に女々しくて可愛い。


○県予選5回戦・西浦vs美丞大狭山

 勝てばベスト8の一戦。
 美丞は西浦について前三戦から徹底研究。特に三橋・阿部バッテリーは丸裸。初回で美丞、3点リード。
『ラストイニング』の鳩ヶ谷監督も「投手が何人いようが捕手のパターンさえ読めれば打てる」と言っていた。
 特に西浦のバッテリーのように捕手が決定権を握っている場合は顕著だ。しかも三橋には人知を超えたコントロールが備わっているので、阿部君のリードさえ読めれば100%予想したところにボールは来る。
 そして阿部君は自分がリードのパターンを減らしてしまっていることに気付いていない。
 この現状を打破するには、阿部君が三橋に対する認識を根本的に改める必要がありそうだがどうか?


○その他
 
 花井の妹の双子が異常に可愛い。そんだけ。

欠伸と神

2008-10-21 00:44:24 | その他
 あくびとは元来、脳が不足している酸素を取り込むための行為であるらしい。
 つまりあくびは脳を十全に機能させるためのものであって、ボクシングで言えばファイティングポーズを取ることに等しいと考えて差し支えないだろう。
 とすると、例えば誰かが大事な話をしているときにあくびをするというのはなんら失礼には当たらない。むしろ「私はこれからあなたの話を集中して聞く用意がある」というアピールにすらなってしかるべきである。
 しかし、かといって実際大事な話をしているときにあくびをしたとしたら、話している当人にとってはいい気分はしないだろう。そしてそれは、彼らがあくびの本来の意味を知っていたとしても変わらないはずである。
 理由は一つだ。
 人間があくびをしているときの顔が非常に馬鹿っぽいからである。
 余りにも馬鹿っぽく、不恰好であるが故に、あくびは本来もっているはずの機能を、倫理観によって阻害されてしまうのだ。
 そもそもあくびという響き自体間が抜けている。漢字にすると「欠伸」だし。何かだらしない感じだ。
 なぜ神はあくびのとき顔が馬鹿っぽくなるように人間をお創りになられたのであろう。
 あるいは神も、世界を創造なされる途中であくびをかみ殺していたのかも知れぬ。

ゲームは一日一時間

2008-10-10 23:26:52 | ゲーム
 コードギアス終わったらいきなり更新するネタがNeeee!!

 そういうわけで今回は最近になって僕の周りで急に流行りだしたモンハンの話題なんぞを。

 先日仲間内でモンハン合宿やったんです。僕はそもそも通信プレイ初めてだったのでどんなもんかと思っていたら、まあラク! モンハンは基本やっぱり4人でやるゲームだったんだね。みんなで頑張って上位まで上げてもらいました。わーい!

 ところでモンハンの優れているところは、皆会話が出来る範囲でプレイしているのでゲームの指示出しから雑談まで、会話が途切れることがないことでしょう(今更だが)。
 僕はむしろゲーム自体より、メンバー内で交わされるグダグダコミュニケーションの方が重要なんじゃないかくらいに思っています。
  
 以下プレイ中のグダグダぶり。 

・プレイしながら『忘念のザムド』を見る。面白かったと思います。
 しかし僕らはみんななぜかツンデレなので、これはキンゲだよね、エウレカだよね、もののけだよね、ナウシカだよね、とボロクソに言ってました。いや、でも面白いよね、うん、面白い。
 いや、皮肉でもなんでもなく面白いと思うんです。でもキンゲだしエウレカだしもののけだしナウシカなんです。

・今後のロボコンについて考える。
 なんというか今のロボコンは青春過ぎる、という意見があったので、そうだよね、もっとコロコロコミックの敵みたいに「俺たちにとってロボは世界征服の駒に過ぎんのだ!」的なことを言ってラフプレーをする奴がいるべきではないのか、と。
 
・これから流行りそうなロボットアニメを考える。
 主人公は冴えないオタク。ふとしたことから軍の最新型ロボに乗り込み戦うことに。
 でも所詮は冴えないオタクなのでたいした戦果を上げることはできず、戦局とはあんまり関係ないところで敵の中堅どころと戦いを繰り広げる。
 主人公は冴えないオタクらしく、最初はグダグダと文句ばっかり言うが、戦っているうちに徐々に戦争に慣れてきてしまい、何か気付いたら冴えない軍人になっていってしまう。

・阿部公房がいかに素晴らしいか。

・佐藤賢一がいかにエロいか。

 ……等々。
 これだけみると皆いかに普段からくだらないことを考えているのかわかりますね。
 ていうか、もっと面白い会話があったんだけど、そういうのは大抵身内ネタなのでここでは書きません。

 まあそんなこんなで約13~4時間くらい、ちょっと気を抜いたらロード時間で寝落ちしてしまいそうな状況になってようやく終わりましたとさ。