goo blog サービス終了のお知らせ 

わかちゃんの音日記

音楽をやる中で、日々感じたこと、子供たちとの関りからきづいたことなどを書いていきたいと思います。

ちょっと新しくします!

2021-03-13 09:13:21 | 教育

スティーブジョブズさんの名言から

 

私の尊敬するスティーブジョブズさんの名言から

お伝えします。

 

「何か1つのことが上手くいったら、そこにいつまでも留まらずに、別の素晴らしいことをやるべきだ。次にするべきことを見つけろ。」 

 

どんどん新しいことに挑戦する姿は素晴らしいです。

 

見習います!

 

 


身近に使えるNLP

2019-10-12 16:13:14 | 教育
音で人を癒すWEBライターの若ちゃんです。


私は音楽家を育てたり、生徒に音楽を教えたり、

身障学級の生徒に音楽を教えたりしています。


人と関わることはもちろんですが、教える中でも

NLP(神経言語プログラミング)を学んで

役に立つことが多くあります。


これからNLPを実践していった例を

お話ししていこうと思います。



今日は、ある身障学級の生徒たちとの関りの中で、

NLPを使った例をお話しします。


今の時期、学校は行事が立て込んでいます。


運動会・発表会・・・・



身障学級の生徒たちは、とてもデリケートで

この行事を乗り越えるハードルは高いのです。


私たちも発表会というとドキドキしますよね?


彼らはデリケートなので、

この緊張感に耐えられないこともしばしばです。




なかには運動会をうまく乗り越えられず、

2ヶ月間不登校になった生徒もいます。


また発表会では、舞台に乗ることができず、

発表できない生徒も年に1人くらいは出ます。



実を言うと私も小さいころ、よく知恵熱を出していました。

明日から夏休みとか、明日から学校とか

そういう時に熱が出るのです。


小学校の頃は

よく母が通知表などを取りに行っていました。


予防接種では、朝は何でもないのですが、

午後になると熱が上がり予防接種が受けられず、

いつも保健所に行っていました。


母もいい加減めんどうくさくなったのか、

ある日、担任の先生のに

「熱があっても注射をしてください」と手紙を書き、

熱があっても注射からは逃れられない状況になりました。


それ以来、予防接種では熱が出なくなりました。


普通に生きていてもこういうことは結構あります。


身障学級の彼らは繊細であるがゆえに、

乗り越えるハードルが高いのです。



ちょうどその日は、明日運動会があり、

そのプレッシャーから、

ちょっとしたことで

授業中に教室から出て行ってしまう行為があったり、

些細なことでバランスを崩して

自傷、他傷の行為が出てしまったり・・・


その中で2週間後にある発表会の練習をしなくてはならず、

超えるべきことが山積みでした。


このままでは、練習もうまくいかないでしょうし、

運動会のプレッシャーからも離れられない・・・


そう感じたので、NLPの手法の1つ

『ブレイク・ステート』を使いました。


ブレイク・ステート
とは

気持ちや思考を切り替えることです。


どのようにするかというと、

今の状態と関係のない質問をします。


それを考えることで、今の状態から脱却し 

気持ちや思考が変わります。


脳は質問に答える性質があります。


脳に質問をすることで、思考のフォーカスが切り替わり、

イメージも感情も変わります。


楽しい質問をすれば楽しい気持ちに変わります。


今の自分の気持ちを変えたい時、

誰かの気分を変えたい時など、

この手法を使うと効果的です。


私は、

練習をしなくてはならないという観念をちょっと置いて

「今日は久しぶりにみんなのリクエストを歌おう!」

と伝えました。



生徒たちは自分の好きな曲を考えます。


彼らは平成生まれですが、

昭和の名曲もよくリクエストします。


「悲しみにさようなら」とか

「ラブストーリーは突然に」などなど・・・


授業で歌うことも最初はどうかと思いましたが、

担任の先生方とも話し

いろいろな学校生活の場面で、

この好きな歌を歌うことが、

彼らの救いになることも多くあるので

いいことにしました。


ブレイク・ステート方法

プレッシャー
   ↓
脳に質問
   ↓
好きな曲を考える
   ↓
楽しい気分になる
   ↓
歌うことで発散・快の気持ちに切り替わる


この後、いつもと同じように発表会の練習もでき、

また運動会もうまくいき、 不登校になることもなく

元気に学校に通えています。


NLPは身近なところで使える有効な手法だと感じます。



障害は個性だ!

2019-09-24 18:05:20 | 教育
音で人を癒すwebライターの若ちゃんです。


私は音楽療法を学んだこともあって、
かれこれ20年くらい障害を持った方とかかわり、
今は中学校の身障学級の音楽や、知的障害、肢体不自由な方に楽器を教えたりしています。

その中で思うことは「障害は個性だ」ということです。



ちょっと想像してみてください。
もしあなたの前にこんな人がいたらどう思います?

髪を振り乱して、なんかぶつぶつ言いながら、しかめっ面で一心不乱に紙に何かを書いている、時には浮浪者と間違われてつかまってしまう・・

こんな人がいたら、まず変な人の部類に入ることでしょう。

でもその人こそがベートーヴェンなんです。


ベートーヴェンと言ったら、音楽室に肖像画が必ずあるといっていいほど有名の人です。
誰もが美しいと思うメロディーを書く人なのです。

彼にはアスペルガー症候群という背景があったといわれています。

ほかにも発達障害(アスペルガーや自閉的スペクトラムなど)だったと言われた偉人には
レオナルド・ダ・ヴィンチやゴッホやピカソ、アインシュタインなど有名な方々が多数います。

天才といわれる個性の裏には、障害という特性があったのかもしれません。
(もちろんすべてのひとではないですよ)

彼らはあの時代でも、普通に生きてこられたのは、
たぐいまれなる才能(個性/障害)があったからです。

彼らは往々にして人付き合いが苦手だったり、
人の心が読めなかったり、
状況に応じた行動ができなかったりと
普通と違うことが多いのです。

しかし彼らの集中力は群を抜いています。
もちろん、すべてにおいてではなく、特に好きなことにおいてですが・・・

これを才能(個性)から見るか、障害から見るか、
その背景によって人は感じ方が違います。



私の個人的な意見ですが、健常者からみて障害者というと、どうしても上から目線になっているように思います。

それを同じ土俵にのせると、それはその人の個性だと感じられるようになります。

つまり見えている背景を一段下げてみると、
見え方が変わってきます。
心のバリアフリーです。

今の時代、世の中も障害を個性ととらえる方向へ進んでいっています。

その中で彼らが、
人としてどのように豊かな人生を歩んでいくか、
それにどれだけ寄り添えるか、
それが私たちの課題です。



私のクラスのお話を1つしましょう。

私が楽器を教えているクラスの1つは、ほとんどの方が(1名を除いて)言葉が出ません。
その一人の方もよーく聞かないと、何を言っているのか理解できなかったりします。

その中でどのようにコミュニケーションをとるかというと、
ほとんどが非言語コミュニケーションです

私の言うことは大体わかるので、こちらは言語で、彼らは非言語でコミュニケーションをとります。

彼らのちょっとしたしぐさ、目の動き方、体の動き方、
笑顔、行動などをよく見てコミュニケーションをとります。

時には、彼らが言いたいことを代弁する時もあります。

例えば、グループレッスンが始まるとKさんが、
とことこ私のところにやってきて、
私に「んん・・んん・・・」と言いながら笛を吹く真似をします。
そしてピアノを指すのです。

Kさんは発表会が楽しみで、以前発表会の時、笛のペンダントをつけていたので、
「私、発表会が楽しみなのよ。先生、早く発表会の練習しましょうよ!」
という彼女の気持ちを言葉で言ってあげるのです。
そうすると笑顔で自分の席に戻っていきます。



こういう時、助かっているのがNLP(神経言語プログラム)を学んだことです。

1時間半、私だけ話すというのは、最初はプレッシャーでした。
でもNLPを学んで、非言語のコミュニケーションが怖くなくなりました。

先ほど書いた背景を変えて見方を変えることもNLPでは体系的に学べます。

では実践でNLPをどのように使っているかなど次回お話していきますね。