*「魁!!女塾」*

京都でギターを弾いています。

フルフルフル

2020年07月29日 | blog

「感受性」ということばの
ちょっとダサイ響きがニガテで
なにか他のことばに言い換えられないかなぁと思うのだけど、
思いつかないので、まあイイヤ。


いちばん音楽を、
ものすごい熱量と繊細さで聴いていたのは
たぶん、15才から18才くらいだったかと思います。

高校の通学途中のウォークマンで。
または、夜に自分の部屋の出窓にすわって。

余談ながらあんまりにもハマって聴いていると
ちょっと、吐き気がしてくるのですよね。
毎日そんなことばかりしていたように思います。


決してそれ以降が
そうじゃないわけではなく

曲を聴いて、思わずフルフルしてしまうことは
もちろんあるのだけど、

大人になり、
そういえばしばらくフルフルしてない?!
みたいな時は ざらにあります。

もう、なんなら
何か月もそんな時もあったりして。
年単位の時だってあったかもしれません。


でもフルフルしてしまう瞬間は
油断していると不意に訪れます。


最近、夜中に
キッチンで洗い物をしようとして
適当にAmazon Musicを流したら

流れてきた曲を聴いて
すごくフルフルしてしまいました。

あろうことか、
泡モコモコのスポンジを持ったまま
ポロポロ泣いているではありませんか。


その日何か悲しいことがあったわけでもなく
その歌の歌詞のような気分だったわけでも全然なく

記憶とか何かに、カチリとリンクしてしまったのでしょうが、

泣きながら洗い物を洗い切ったあと
キッチンの床に三角ずわりをして
泣きながら膝に頭をつけている自分が・・・

もう、なんなんでしょうか
思い出せばほんとうにキモチワルイです!


しばらく相当ハマって聴いていたのですが
ふと、冷静に我に返り

すっかり泣きやんで
おもむろに立ち上がり


次は洗濯機に洗剤を入れて
ケロっと洗濯をはじめています。

いやーさっきはなんで
泣いちゃったのかなぁと
もう阿呆だよねー
もう何かヘンタイの一種なのかなぁ
いっそピーターパン症候群だったりしたら最悪だなぁ
なんて思うのだけど、


でもそんな格好悪い自分に
ほんのちょっとだけ安心します。


こういうキモチワルイ部分のひとつでもあれば
これからも音楽を作っていける気がするからです。


そして、夜中にフルフルして泣いちゃう
そんな不気味なミドルエイジのお方も
結構いるんじゃないかと思うのです。


俺もそうだよ?という方がいらっしゃったら
今度会った時にこっそり教えてください。

 

 

 

 

 


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