10代の頃のともだちから
用事があって電話がかかってきました。
大学が同じで
昔はみんな同じ駅に住んでていつでも会えたから、電話でしゃべるの初めてかもです。
あいつが大阪でライブやるから、メグも出ぇへん?の電話でした。
会ってない間に、
もしもまた話すことがあったら言おうと思っていた事があって。
ハタチくらいの頃、
わたしがやってたバンドのライブを見にきてくれたことがあって。
その時、ともだちが言っていたことがあります。
「このバンドの中で、メグにはメグの役割がある。
それを果たせていないから、もっと果たせ」
という話でした。
その話をわたしはなぜかずっと覚えていて
今もたまに思い出しています。
はっきりと「何が」とは言わなかったけど
ヤツが何を言おうとしているのか、わかる気がしました。
自分でもうすうす気づいていたことで
それは当時わたしに足りなかったものでした。
演奏だけじゃない何か、
みたいな事だと思っています。
その時はっとしたことを
いまも愚直に守り抜いています。
今では、何よりも大切にしていることです。
あのとき、そんなこと言ってくれてよかったよ、ありがとうな。
と言うと、もちろん本人は全く覚えていません。
そんなことエラソーに言っとった?
ありがとう、今日、泣きながら酒飲むわ笑
と、ともだちは笑っていました。