ポスケブログ with 田中助六

twitterを敷衍すべく作ってみました。それ以外のことも、随時書き散らかそうと思っています。平成26年11月13日設置

ホワイト・ギルティ

2016-11-10 15:51:57 | コラム
米国の次期大統領はトランプ氏に決定した。それに「抗議」するヒラリー支持者がニューヨークのトランプタワー前などに集まって騒いでおり一部は暴徒化しているとのことである。私は民主主義の信奉者ではないが、これは民主主義を踏みにじる行為と映る。仮にヒラリー氏が勝利していた場合にクリントン財団前でトランプ支持者が同様のことをやったなら、ヒラリー支持者は民主主義を踏みにじる全体主義者だと言ってマスゴミと一緒になって非難していたはずだ。

私がそう思う理由は簡単で、私は社会経験上、リベラルを標榜するサヨク連中は自分たちの正しさを一切疑わないばかりか、自分たちは正しいのだから支持されて当然であり、支持しない人達は遅れていると考える傾向が顕著なことを知っているからである。日本のサヨクリベラルがそうならば本家?の欧米のリベラルも同様に違いない。ましてや欧米のリベラル派はキリスト教一神教の文化圏の人々であり、日本のリベラルサヨクよりその「病状」は深刻なことが予想されるのである。

リベラルサヨクは「寛容たれ」と言う。しかしその寛容は多数派のみが負う義務であり、少数派に対しては「寛容たれ」とは決して言わない。こういうリベラルサヨクの主張が通る社会では、多数派は一方的な譲歩を強いられることとなる。そういう中で現在のアメリカに蔓延している気分が「ホワイト・ギルティ」と呼ばれるもので「白人であることが罪である」といった意識とでも言うべきものである。多数派は寛容を強いられその挙げ句に自己否定へと導かれているのが米国の現状のようである。

そういう米国の中でトランプ氏が登場した。彼の主張は「ホワイト・ギルティ」により抑圧された気分にあった多くの白人に「ホワイト・ノット・ギルティ」と受け取られたことは想像に難くない。不健全なリベラル・グローバリズム(世界主義)から健全なナショナリズム(国家主義)への回帰である。現在の英語圏ではナショナリズムと言う単語は政治的に禁忌となっており、それ故「○○・ファースト」と言い換えねばならなくなっているとのことである。ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさの強要)が大好きなリベラルサヨクがそうさせたのである。

トランプですらアメリカ・ナショナリズムを公言できずアメリカ・ファーストと言わねばならないほど、米国のポリティカルコレクトネスは骨絡みになっているようだ。トランプ大統領の登場により健全な精神を取り戻す人々が一人また一人と増えたとき、我々はグローバリズムに対抗できるようになるのだろう。

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