平成28年参議院議員選挙の焦点は「改憲派が憲法改正発議に必要な議員数を集められるか」です。
憲法を改正するには「憲法とは何か」という点をきちんと確認することが是非とも必要です。サヨク連中は「国家権力を縛る最高規範が憲法だ」と主張しますが、これはフランス革命から始まる進歩主義、革命憲法の理念です。フランス革命の理念に普遍性を認める人達にとっては、この憲法理解は疑うことの許されない前提となります。なぜならそれは革命憲法教というカルト宗教の根本教義だからです。したがって、この点についてサヨク系の人と議論してもほとんど意味がありません。依って立つ価値判断基盤が全く異なっており重なり合わないからです。サヨクの頭には「理性により我々は進歩の法則を理解し実践しより高い次元に立たねばならない」といった強迫観念があるので、物事を観念的に捉え現実をそれに合わせよと突進することになります。彼等の理想と現実はしばしば衝突します。その場合、彼等は現実が間違っていると即断します。即断できないのは信心が足りないからで、従ってそれは直ちに矯正されなければならないことになります。
例えば彼等は「男女平等だから」というところからこの問題を考えます。従って男女の差異は信心深ければ深いほどあってはならないことになります。米国はフランス革命に影響された革命憲法を持つ国ですが、その米国でオバマ大統領が出した通称トイレ法という大統領令などは進歩主義の典型でしょう。トイレ法により米国においては男女トイレの入りたい方に入る権利が認められました。性同一障害という脳疾患だけでなく性的嗜好をも保護する法令ですから、入りたい方に入れるわけです。このように、進歩主義はある絶対的な理念を打ち立て、そこから演繹された諸法則を現実に適用しようとし、それが従来の常識と異なる時は常識が間違っているとして否定するということを繰り返してきました。こういうサヨクの手法は戦後フランクフルト学派により体系化されたものだと馬渕睦夫氏が述べているのを聞き、なるほどそこがサヨク=カルトの総本山ういうことかと納得しました。サヨク=カルトは男女同権を絶対視しますから、当然我が国の男系天皇を攻撃することになります。そして、現に攻撃を繰り返しています。
以上のように、進歩主義・革命憲法を是認する限り、男系天皇は風前の灯であり、天皇自体の存続もいずれ否定されることとなるのは当然の流れです。男女同権、平等原則からあらゆる物事を考えるのだから、必ずそうなります。進歩主義・革命憲法を否定する論拠をきちんと提示できない限り、保守派を自認している人でも「天皇存続のためには女系宮家創設もやむを得ない」と言い出すか、言い出さないまでもこれに抗えなくなるのは必定です。世の中は進歩主義・革命憲法一色ですから、これを否定するにはきちんとした幹を常に確認することが求められます。それがないと、例えば小林よしのり氏のようなことになってしまいます。TPP等のグローバリズムに対する対応を見ていると、産経新聞もいずれ女系天皇容認に変わるだろうと私は見ています。
進歩主義・革命憲法・フランクフルト学派といったサヨクの基本的思考は「現在生きている人々が全てを支配する」という点に特徴があります。それゆえ、過去から受け継いだ伝統・常識をいとも簡単に破壊し捨て去ることができるのです。何様の積りなのか、と私などは憤ると同時にその狂気に恐怖をも感じますが、サヨクはそうは思わない。自分が生まれる遙か以前からの蓄積の上に現在の自分があるという視点が抜け落ちているか、そういうう視点があっても「間違ったもの」は正さなければないと信じているから、「間違ったもの」を破壊るのに躊躇などありません。「ぶっ壊せ!」のかけ声の下いとも簡単にぶっ壊してしまいます。ぶっ壊すことに多少躊躇いのある人もいますが、そういう人の大多数は「ぶっ壊した結果が悪ければ元に戻せばいい」と考えがちです。ぶっ壊したものを回復するのがどれほど絶望的に困難なことなのかを考えたこともないのでしょう。「現在生きている人々が全てを支配する」と簡単に考える程度の思考しかしない人の頭に元に戻す困難さが浮かぶとは到底思えません。そして、元に戻せないと知った時「こんなはずじゃなかった」とか言い出すのでしょう。
憲法とは国体の表明であり本来事細かに成文化することに馴染まないこと、現代の我々はご先祖様の築いた遺産の上に生活しておりその遺産を我々の一存で自由に変更してはならないこと、それゆえ「昔からこうだった」という諸事は原則維持されるべきであり特段の事情のない限り変更してはならないこと、そういう諸点の確認が憲法改正の前になければなならず、そうでなければ進歩主義にのまれ、いずれ女系天皇容認、天皇家解体、日本人消滅という道を日本人の手で遂行することになるでしょう。
憲法を改正するには「憲法とは何か」という点をきちんと確認することが是非とも必要です。サヨク連中は「国家権力を縛る最高規範が憲法だ」と主張しますが、これはフランス革命から始まる進歩主義、革命憲法の理念です。フランス革命の理念に普遍性を認める人達にとっては、この憲法理解は疑うことの許されない前提となります。なぜならそれは革命憲法教というカルト宗教の根本教義だからです。したがって、この点についてサヨク系の人と議論してもほとんど意味がありません。依って立つ価値判断基盤が全く異なっており重なり合わないからです。サヨクの頭には「理性により我々は進歩の法則を理解し実践しより高い次元に立たねばならない」といった強迫観念があるので、物事を観念的に捉え現実をそれに合わせよと突進することになります。彼等の理想と現実はしばしば衝突します。その場合、彼等は現実が間違っていると即断します。即断できないのは信心が足りないからで、従ってそれは直ちに矯正されなければならないことになります。
例えば彼等は「男女平等だから」というところからこの問題を考えます。従って男女の差異は信心深ければ深いほどあってはならないことになります。米国はフランス革命に影響された革命憲法を持つ国ですが、その米国でオバマ大統領が出した通称トイレ法という大統領令などは進歩主義の典型でしょう。トイレ法により米国においては男女トイレの入りたい方に入る権利が認められました。性同一障害という脳疾患だけでなく性的嗜好をも保護する法令ですから、入りたい方に入れるわけです。このように、進歩主義はある絶対的な理念を打ち立て、そこから演繹された諸法則を現実に適用しようとし、それが従来の常識と異なる時は常識が間違っているとして否定するということを繰り返してきました。こういうサヨクの手法は戦後フランクフルト学派により体系化されたものだと馬渕睦夫氏が述べているのを聞き、なるほどそこがサヨク=カルトの総本山ういうことかと納得しました。サヨク=カルトは男女同権を絶対視しますから、当然我が国の男系天皇を攻撃することになります。そして、現に攻撃を繰り返しています。
以上のように、進歩主義・革命憲法を是認する限り、男系天皇は風前の灯であり、天皇自体の存続もいずれ否定されることとなるのは当然の流れです。男女同権、平等原則からあらゆる物事を考えるのだから、必ずそうなります。進歩主義・革命憲法を否定する論拠をきちんと提示できない限り、保守派を自認している人でも「天皇存続のためには女系宮家創設もやむを得ない」と言い出すか、言い出さないまでもこれに抗えなくなるのは必定です。世の中は進歩主義・革命憲法一色ですから、これを否定するにはきちんとした幹を常に確認することが求められます。それがないと、例えば小林よしのり氏のようなことになってしまいます。TPP等のグローバリズムに対する対応を見ていると、産経新聞もいずれ女系天皇容認に変わるだろうと私は見ています。
進歩主義・革命憲法・フランクフルト学派といったサヨクの基本的思考は「現在生きている人々が全てを支配する」という点に特徴があります。それゆえ、過去から受け継いだ伝統・常識をいとも簡単に破壊し捨て去ることができるのです。何様の積りなのか、と私などは憤ると同時にその狂気に恐怖をも感じますが、サヨクはそうは思わない。自分が生まれる遙か以前からの蓄積の上に現在の自分があるという視点が抜け落ちているか、そういうう視点があっても「間違ったもの」は正さなければないと信じているから、「間違ったもの」を破壊るのに躊躇などありません。「ぶっ壊せ!」のかけ声の下いとも簡単にぶっ壊してしまいます。ぶっ壊すことに多少躊躇いのある人もいますが、そういう人の大多数は「ぶっ壊した結果が悪ければ元に戻せばいい」と考えがちです。ぶっ壊したものを回復するのがどれほど絶望的に困難なことなのかを考えたこともないのでしょう。「現在生きている人々が全てを支配する」と簡単に考える程度の思考しかしない人の頭に元に戻す困難さが浮かぶとは到底思えません。そして、元に戻せないと知った時「こんなはずじゃなかった」とか言い出すのでしょう。
憲法とは国体の表明であり本来事細かに成文化することに馴染まないこと、現代の我々はご先祖様の築いた遺産の上に生活しておりその遺産を我々の一存で自由に変更してはならないこと、それゆえ「昔からこうだった」という諸事は原則維持されるべきであり特段の事情のない限り変更してはならないこと、そういう諸点の確認が憲法改正の前になければなならず、そうでなければ進歩主義にのまれ、いずれ女系天皇容認、天皇家解体、日本人消滅という道を日本人の手で遂行することになるでしょう。