◆◇◆《レッドクリフ》試写会+alan miniコンサート。(・・ネタバレバレにつきご注意 ! )
◆ついに観れた。ジョン・ウー監督の《レッドクリフ》。圧倒的なこのスケール、この音響、この人海(cgがどこまでか、不自然さはない)。"Part1"は戦闘シーンがかなり多く、チャンチャンバラバラで英傑の個性を描いた感じ..。
◆我等が金城武の若き諸葛亨(孔明)はマジ魅力的だぁ!・・中華圏の映画評が大量に記憶さてれいて、その中のどの感覚とビンゴするのか・・、興味深く見入ったが・・、あぁ、期待に応えてくれた!..心配することなど何もなかった! ・・赤壁の戦いの頃の諸葛孔明は20代の若者だったのだ、実際、そんな感じだったろう・・と思う。
◆金城孔明の配役は当たり!!
造型的に諸葛孔明が突出してすばらしいと思う! 金城武天性の華が全開した。 (但し、声は吹き替え。ご存じでしょうがトニー様もそう。武迷なら一声で"あっ!"と思うだろうけど、まぁ意外と違和感はなかったし。)
・・中国って、吹き替えを職業としている方々の職を守るため、国産映画であっても吹き替えを使うのは当たり前のようだ、と雑誌で読んだ記憶があるから、大した問題ではないのだろう...。 この方法で中国映画界の都合が良くなっているのなら、良しとしましょ。
◆孔明先生&美周朗。
中華圏で観客がひっくり返って笑ったというこのシーン、六本木試写会ではウフフ・・程度。それに、特に台湾で流行語にもなった数々のセリフ、冷静・・『落ち着いて・・』や、仔馬の助産の時の孔明のセリフや、仔馬の命名『萌萌』も日本語字幕になると爆笑には至らず・・。笑わせて一息入れたいシーンじゃなかったのかぇ・・?(私はもっと笑いたかったで・・)
◆トニー様は私が尊敬する俳優の一人だが、"Part1"に於いては少~し沈んで孔明先生の影に隠れた感・・ 。"Part2"に期待する。六本木の観客のみなさんのおしゃべりに耳を澄ましてみると、意外と評判が良かったのが曹操丞相。 ・・ですよねぇ。折り紙つきの芸達者チャン・フォンイーさんだもの。《三国志演議》ではさんざんな悪役曹操も、史書重視のジョン・ウー監督によって、一人の女性を思い続けるロマンチストに画かれた。("Part2"ではどんな展開が・・ ? )
◆試写会場のTOHOシネマ-Screen7は、あの《傷城》のプレミアがあったところです。あの巨大スクリーンに相応しく、とっても見応えがあったシーンはこれ(←←)。瞬きの瞬間さえ惜しんで見入ってたです。
諸葛亮(孔明)と周瑜(公瑾) の競琴はまさしく会話だった。その音色は五臓六腑に響きわたるような、深く熱く激しい音色でした。(酒じゃぁ、ありませんよ・・誓って飲んでいませんッ!)
一生記憶に残る名場面でござりまするぞ!!
◆周瑜と三国一の美人妻小喬 さんの絡みを、エロイなどと表現するヤツはデリカシーが無い・・と哀れんでやろう。そういうヤツは名画の裸体をみても、エロイと表現するだろう・・・。 この夫婦の愛は、《レッドクリフ》の重大なテーマ"愛・友情・勇気"の愛の部分を担っているのだ。"誰が為に鐘が鳴る"なのだ。愛する者を守る為に命掛けて戦う男こそ、真の英雄、真の英傑。ジョン・ウー監督はそう言いたかったのだ。 (・・と私は受け取った) 実際、戦う目的もないのに戦争を始める大将は愚将で、戦わずに済ます方策が大切と孫子の兵法にもある。(←この間から読み始めた・・)
戦う目的は勝つことにあり! とも。(←難しい事をおっしゃるのね)
..そういうわけでジョン・ウー監督の赤壁の戦いには、こんな仲睦まじい夫婦の、互いを守る為の戦さも描かれるわけよ。(・・きっと!) ←そのあたりは"Part2"にまわりましたんで・・。 確か、トロイのパリス王子様は、スパルタの王妃ヘレネーさんを奪ったが為、 トロイ戦争の引き金を引いてしまったのでした。10年戦争の後、国を滅ぼされたのですが、あれも愛の為。 ・・そのような日本人男性にぜひお目に掛かりたいものでございます。
◆ところで、alan miniコンサートでは、黒い上下の洋服に黒いブーツ、真紅のモダン・キモノ風お振り袖(か?)を羽織って登場したalan。日本語もかなりお上手でイイ感じ。上映前に《レッドクリフ》のテーマソング "心・戦"をしっとりと、豊かな歌唱力で歌い挙げてくれました。エイベックス・チャイナ専属なんですね。
◆岩城太郎さんの作曲って言えば、北京オリンピックのシンクロナイズドスイミング・デュエットで銅メダルを獲得した原田早穂、鈴木絵美子組が使った曲も岩城太郎さんでした。《レッドクリフ》では、どこか和の血が流れているような旋律があり、気持ちにフィットして心地いい。かなりの時間を費やした戦闘シーンでは、圧倒的な打楽器で中国屈指の豪傑達をワクワク感で煽りまくり・・。
←←最後に・・、この高貴なお方をより深く記憶に留めたく、《レッドクリフ》は日本語吹替版 も観るぞ、と心に決めました! 字幕を追う時間がもどかしいから。 セリフが先か、映像が先か、映画が終わるまで内心戦っていたッス。
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