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エンジョイ・ワカサギ振出60 改造 その1

2010年10月11日 | わかさぎ道具

P1060070 この「エンジョイ・ワカサギ振出」竿、竿先がとにかくカタイ。まあ、1,000円切る値段だったので贅沢は言えないけど。

 3ピースの振出グラス製竿で、延ばすと全長60cm位になる。ハードケース付きは便利。

 2年前、この竿を使ったところ、ワカサギのアタリが分からず、ほとんど釣りにならなかった。魚が居なかったことにも原因はあるけど。

 この苦い経験がきっかけとなって、ワカサギ用の自作竿と電動リールを作り始めた。そう言う意味では、思い出のある竿であり、今日まで捨てずに持っていた。

 

P1060066 素材がグラス100%なので、竿先を紙ヤスリで削って感度を上げることにした。

 穂先を折らないよう、注意して紙ヤスリをかける。

 小1時間ほどヤスった後に1号おもりを吊るしてみた。感度は、かなり改善。

 写真は無いけど、ヤスる前と後では大違い。時間をかけてヤスった甲斐あり。

 細い部分で、多分0.8mm位の太さになった。気にならないので、色は塗らない。

 さて、コイツに載せるリールはどうしよう。

 

P1060072 以前、この竿とセットで仕入れたのが特売の小型両軸リール。値段は、確か350円位だったと思う。

 ナイロン糸を巻き直して使ってみたものの、1回か2回使っただけでフリー機構が効かなくなって壊れた。

 コイツをベースに4号機作成に向けて考えてみる。


竹竿 その4

2010年02月18日 | わかさぎ道具

P1040695 ガイドを新しく購入しました。

 右がそれで、KMKG3.0というのが商品名、価格は10個で315円でした。

 左のガイドと比べると足の長さの違いが際立ちます。

P1040696 ガイドを5つ取り付けて、竹竿は完成です。

 1号のおもりで、写真のようなしなり具合です。

P1040697 無理やり引っぱると、こんな具合になります。

 実戦に使える竹竿に仕上がったと思います。

 ガイドが余っているので、もう1本竹竿を作ることにします。


竹竿 その3

2010年02月15日 | わかさぎ道具

P1040616_2 竹竿の削りと塗りが終わったら、

 ・竹竿をリール本体に取り付けるための作業

 ・竹竿への糸ガイドの取り付け作業

を行います。

 使う材料は、こちら。

 写真にはありませんが、ガイドと瞬間接着剤も必要になります。

P1040600 写真は、鉛筆カバーです。これを使って、竹竿をリール本体に取り付けます。

 鉛筆カバーの内径は8mm弱であり、竹竿だけでは細すぎて鉛筆カバーから竿が抜け落ちます。

 そのため、竹竿を中空のプラパイプ(写真の白色がそれ、外形は約8mm、内径は約6mm)の中に入れて、プラパイプを鉛筆カバーに入れる仕組みにします。

P1040594 白色の中空プラパイプの中に竹竿がぴったり納まるように、竹竿と別の竹を張り合わせて、6mm程度の厚みを持たせます。

 張り合わせる材料は100均「すし巻」の竹です。念のため、木工用ボンドで接着します。

 張り合わせた後、竿がプラパイプに入らなければ、張り合わせた方の竹(写真一番下の2番目に短い竹)を削ります。

P1040604_2 これが、プラパイプに竹竿を収めた後の写真です。

 この時のポイントは、

 ・プラパイプの中で竹竿がガタガタしないこと。

 ・プラパイプと竹竿が直線になること

 変に曲がったまま取り付けると、竿があさっての方向を向くことになります。

P1040621_2 竹竿をプラパイプに納めたら、竹竿がはずれないよう、両端をたこ糸でしばります。

 たこ糸は、そのままだと糸が太すぎるので、1本の糸を3本にばらした細いたこ糸を使います。

P1040681 両端をしばったら、しばったタコ糸に糸止めマニキュアを塗り、乾かします。

 これにより、竹竿が水濡れしてもたこ糸がほつれたりすることがありません。

 続いて、糸のガイドを取り付けます。

 

P1040675 竹竿の一番先にガイドを瞬間接着剤で接着します。

 接着剤が乾いたら、補修糸を使って補強します。

 ガイド糸を巻いた後は、糸止めマニキュアを塗ります。

 このガイドは、元祖メタボ竿から取ったものです。

 ここで脱メタボを目指して、元祖メタボ竿はハイキすることにしました。

P1040683 2番目のガイドの位置を決める作業を行うために、初号機に竿を取り付け、糸を通した後におもりを付けます。

 1号おもりでこの程度の曲がり具合です。

P1040684  先端のクローズアップです。

 最初のガイドを出たラインがどこで竹竿と接するか、マークします。

 このマークした部分に2番目のガイドを取り付けます。

 取り付ける手順は先ほどと同じ。

 瞬間接着剤でガイド取り付け→糸で補強→糸止めマニキュアを塗る。

P1040689  これが、竹竿を取り付けた初号機ですが、2番目のガイドを取り付けようとした時にトラブルが発生しました。

 瞬間接着剤をもってしてもガイドが竹竿にくっつきません。

 何度もトライするも、くっつきません。

 どうやらガイドの足が小さすぎて、うまく接着できないようです。

 ここはあきらめて、ガイドを新しく購入することにします。

 本日の作業は、ここまで。


竹竿 その2

2010年02月12日 | わかさぎ道具

P1040590 削って、漆塗りを乾かした後が、こちら。

 ウェストサイズ100cmから80cmまでダウンサイズしたイメージです。

 追加の削りに要した時間は、30分でした。

P1040591  柔らかい竿に仕上がりました。

P1040592 一応、ここまでしなりはあるものの、ガイドを取り付けて、おもりを付けてみないと、使える竿かどうかは判断できません。

P1040576_2  こちらが、過去に製作したガイド付きの完成品。

 一番奥が、最初に作成した竿で、元祖メタボです。ガイドは「安全ピン」を曲げて、高足ガイドにしています。

 中央は、市販の付け根が「針金タイプ」のガイドで、5個で180円程度と思います。竿は中メタボ。

 手前は、市販の付け根が「板タイプ」のもの。針金タイプより高くて、10個で315円程度と思います。

P1040579 ガイドの種類は釣果には影響しませんが、ノリ付けの際の手際の良さは、「板タイプ」がダントツに良いです。

 「針金タイプ」は、小さく細いので、ノリ付けが若干面倒です。

 「安全ピン」は、針金が太く丈夫なのは良いのですが、曲げる作業が面倒でした。材料費はもちろんタダです。

P1040586 今回は、こちらを使います。10個入りで400円位だったと思います。

 富士工業の「ミクロガイド」MKG-2.3sです。

 リング内径は2.3mmで高さは3.0mmです。

 オートストッパーを通すので、小さすぎてはダメです。

 高足ガイドは、糸の凍結、濡れたラインが竿にくっつくのを防いでくれます。

 高さ3.0mmしかありませんが、ガイドはできるだけ高くしたいと思います。

 写真のピンセットは、20年以上前に工作実習で作った完全オリジナル作品です。

 本日の作業はここまで。


竹竿 その1

2010年02月11日 | わかさぎ道具

P1040436  竹竿の材料は、100均「すし巻」を使います。

P1040440  竹をつないでいるタコ糸を切り、「すし巻」をばらしますが、中には写真のような半端ものが入っています。

 奥は「割れ」、中央は「細」、手前の竹が「良い具合」です。

 太さ、形ともに「良い具合」の竹だけを選別します。

P1040441  「良い具合」の竹を10本、オーブンレンジで焼きます。やけどにはくれぐれもご注意下さい。

 汚いオーブンでごめんなさい。

P1040447  500Wで8分くらい熱したら、電源を切って、中の竹を一度取り出します。

 エナメル質の外皮がベタベタ、テカテカしていますので、布かティッシュで丁寧にふき取ります。

 竹が熱いので火傷しないように注意してください。

P1040449  ふき取った後の竹を再び500Wで5、6分熱すると、写真のように少し茶色く変色します。

 どのくらいの時間をかけて焼くか、どの程度の色まで焼くかは、使う道具によりますが、炭化するほどに竹はもろくなるので、「少し焼き色がつく」程度でよいと思います。

P1040466  写真は、10本の竹を並べたもの。写真奥の竹ほど、曲がっているのが分かります。

P1040467_2  左端を押さえると、この通り。

 竹が歪んでいるのがハッキリ分かります。

 

P1040468  

 手前5本は、まだ歪みが少ない竹ですが、微妙に歪みの差があります。 P1040471

 結局、使えそうな焼いた後も「良い具合」の竹は2本しかありませんでした。

 見逃した「割れ」(左と中央)も入っていました。

 このうち、右の1本を削ります。

P1040480  「削り」に必要な道具は、「木工用ナイフ」、「まな板」、「やすり」の3つ。

 この「やすり」は、洗って繰り返し使えるスポンジ型のもので、東急ハンズで随分前に購入したもの。

 目の粗さは中位です。

P1040485  「削り」のポイントは、竹を「まな板」に竹を押し付けて、自分から遠い方に向かって刃を動かします。

P1040486  ケガしないよう、大胆かつ慎重に削ります。

P1040489  1回目の「削り」でこの程度の薄さ。

 外皮の手前までどんどん削ります。

 言わずもがなですが、竿の先ほど薄く、手前は厚くなるように削ります。

P1040496  外皮に届くと、緑色っぽい繊維質が見えてきます。この辺りから、刃を寝かせて、なるべく薄く削るようにします。

 木屑の写真を見ていただくと、かなり細い屑になっているのが分かると思います。

 慣れない方は、この時点で「木工用ナイフ」から「やすり」に切り替えても良いでしょうが、私はまだ「木工用ナイフ」でひたすら削ります

P1040498 削った面が左。削る前が右。

 色、質感が違うことが、見ても分かります。

 

P1040501 この程度の厚さになると、下手したら竿先を削り落とす可能性があるため、「やすり」に替えます。

P1040506  「やすり」がけのポイントは、竹を「まな板」と「やすり」の間に挟んで、竹を「手前」に引くことです。

P1040507  竹を引かずに押したり、「やすり」を前後させると、竿先がひっかかり折れる可能性があります。

 慎重に「やすり」で「削り」の作業を繰り返します。

P1040512 僕の場合、いわゆる「先調子」の竿が好みなので、「木工用ナイフ」の刃と同じ程度の長さの部分が薄くなるように削ります。

 ここは好みなので、「胴調子」の竿が好みの方はもっと長い部分まで薄く削ると良いでしょう。

P1040509 ひたすら削った後の竿先はこちら。元の竹と比較すると、かなり薄くなったのが分かります。

 「柔らかい」竿と「少し柔らかい」竿とでは、わかさぎのあたりの見やすさが地球とイスカンダルの距離ほどの差があります。

 「もう良いかな」と思わず、余計に削るくらいが丁度良いと思います。

P1040519 削った後の竿は、木屑をふき取り、漆を塗ります。

P1040520 筆を洗う手間が面倒なので、僕は竿に漆を直接付けた後、ふき取るように塗っていきます。

P1040521  竿の表、裏、横とムラなく塗りますが、仕上がりがきれいになるよう、一度でさっと塗るようにします。

P1040522 漆は、見た目もきれいになりますが、竹が水で腐らないように保護する役割もあります。

 2度塗りする場合は、軽くやすりをかけて表面をきれいにしてから塗ると良いみたいですが、面倒なので2度塗りはした事がありません。

P1040524  完全に乾くまで24時間かかります。完全に乾いたら、次の作業に取り掛かります。

 ここまでの作業時間は、おおよそ60分から70分程度です。「焼き」に15分、「削り」に50分、「塗り」に5分くらいです。

P1040526  これが24時間後の姿。

 先調子ですが、見た目もう少しスリムの方が感度が良さそうなので、もう少し削ることにします。