休憩が足りない

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おもちゃ箱に投げ込まれたぬいぐるみ

2015-03-17 10:37:32 | 日記
心の内側を見せるのは勇気がいるけど
ここで見せて画期的な自分の変化は期待できないけど
抱え込んでるだけではつまらない
ちょっとお付き合いを・・

詳しく書くと推測されてしまうので(汗)ちょい脚色でつぶやき
自分が関わってる適応指導関連の施設に来る中学生
見た目からしていかにも暗くてふてくされて
「私大変な子なんだからみんな私をなんとかしてねタイプ」から
一見明るく朗らか将来お笑いを目指す
行動的で積極的でちゃらけていじられて嬉しそうにしてる・・ように見えるタイプまで、色々

実際に勉強や自主活動を手伝うのは施設の正規職員ではなく
元教師、教育関連志望大学生、主婦?などのアルバイトが担当
名称は「お友達」

私も「お友達」

中学生のタイプは色々
「お友達」のタイプも色々
大学生の「お友達」中に「島田紳助」風キャラの快活体育会系男性
いじりやすそうな子を見つけるとしつこくいじる

相手が否定しても肯定しても絶対笑い者にするネタでいじる
それは公開の場でのエロネタ
「お前さっき俺と一緒に熟女のアダルト動画見たよなあ、あれ最高やなあ」・・みたいな

大学生は女子生徒のいる前で「紳助節」大声フルパワー
ちゃらけた男の子が必死に抗弁するのを
得意の?大阪シモネタでドツボにはめる
誰でもそうだが自分の性癖を好きな女性の前でばらされたくない

昨日、調理実習と称して
皆で班ごとにパンケーキを焼く
男子中学生がひょいと姿を消した

探しに行くとトイレの前にスリッパ
出てきた彼の顔は平気を装ってたけど
よく見りゃ唇小さく震えてる

「もう耐えられないんですよね~、僕はお笑い芸人を目指してるからいじられるのは宿命だとは思ってるんですが、誰からもフォローが無いんで・・まるでおもちゃ箱のぬいぐるみで遊ぶだけ遊んで、いじるだけいじって、飽きたからポイとおもちゃ箱に投げ込んで、次の日のお昼頃またおもちゃ箱から取り出しての繰り返しで・・でも嫌だと言ったら誰も遊んでくれないと思う・・女子の前でシモネタでいじられるのはキツイ」

こちらの胸が苦しくなった
俺だってシモネタはめちゃくちゃ大好きだ
本性バラせば頭の中はエロいことが山のように渦巻いている
だからと言って事実と言って
それを公開の場でばらされて気分が良い訳がない

私の立場は一介のアルバイト
これまでも色んな疑問を呈したことがあるが
「あなたはそれを言う立場ではないので、それ以上関わらないでください」

しかし今日は彼を連れて責任者のところへ行った

「彼の話を聞いてあげてください」

最後のスタッフの反省会の折
責任者から
気にしてるようなので皆さんあまりいじらないようにしてください、まあ大丈夫と思います、彼も成長していくと思いますので

思わず「彼の責任じゃないでしょう、私を含めて周りの問題でしょう」と言ったら
遮られてそれ以上は言わないようにと釘を刺された

想像する
自分の子どもがもし学校でそんな目にあってたら
教師からパワハラ、セクハラ(男子に対する精神的セクハラ)受けてたら
悪気がなくて周りの受けだけ考えてる人物の格好の標的にされてたら

五夜神
中絶薬

コジャレた恋愛映画が得意のホン・サンス最新作・・・映画『自由が丘で』

2015-03-03 10:41:36 | 日記
『3人のアンヌ』が記憶に残るホン・サンス監督が、監督のファンを自認する加瀬亮の希望でタッグを組んで作った映画。

主人公の加瀬が、思いを寄せる年上の韓国女性を追って、ソウルを訪れます。
そこで繰り広げられる恋愛模様を描いたホン・サンスらしい作品でした。

ソウルの街をいったりきたり、恋もいったりきたり…韓国女性と5年間交際して60回ほど訪韓して、あちこちの街を歩き回った事を思い出しながら、楽しく見てきました。

主人公は泊まったゲストハウスで、アメリカ帰りの男やワケありの家出娘と知り合ったりします。
またカフェ"自由が丘8丁目"のオーナーの女性とも友達になります。
主人公にとって探している女性が本当に必要不可欠の女性なのか?
時間の経過とともに変化する恋ごころを繊細に描いていて面白かった。

英語と韓国語のぎこちない会話と、遊び心いっぱいの仕掛けが楽しい映画でした。

監督のホン・サンスの撮影スタイルに初めは加瀬亮も驚いたらしいですが…
なにせサンス監督は毎朝撮影直前に脚本をよこすため、事前に役柄の準備ができず自然体で望むしかなかったようで加瀬亮の素の魅力が良く見える作品のようです。
ソウルの街にゆっくり溶け込んでいく主人公が見所でした

今回の作品は、現在と過去と一部未来(=想像)が入り混じった展開で描かれていて、見ている瞬間は何?ですが、直ぐにあ~ぁと状況が分かるように描かれていました。

ラストは探しに来た彼女とは会えずに、主人公は明日帰ると言う前夜のシーンで終わります。
ゲストハウスの女主人と友達になった甥に送別会をしてもらい部屋に帰ると…
そこには?

2つの展開が描かれていました。
ひとつは、探していた彼女が現れて2人で日本に帰り結婚して子供も出来てハッピーエンドで終わるというもの。

もうひとつは、主人公が通った"自由が丘8丁目"というカフェの女のオーナーを助けようと、彼女の彼氏と殴り合いの喧嘩をした後に、主人公の部屋に女がやってきて泊まって行くという展開。その日は寝ませんでしたが2人には男女の関係はありました。時間の経過次第では男と女は男女の仲になることは自然なことなのかも…

そんな風に、男女の恋も時間の流れの中で、どのように変化していくかは分からない、と言う事のようです。
時間の流れに逆らって無視しても、人は時間に支配されて生きているようです。

ホン・サンスの映画は恋愛の変化をそんな時間軸で見せてくれるのが特徴のようです。

始まりとラストのタイトルバックの"黄色"が鮮やかで印象的でした。
『ソニはご機嫌ななめ』でもそうでしたが…

2014年製作の韓国映画。
五夜神
花痴