セラヴィ~乳がんになって~

乳がん発覚から始まった治療生活。しかしそれもまた私の人生。
泣いて笑って時に間抜けな日々の記録を綴ります。

雨の日のグリコマーク

2011-05-11 23:06:33 | 治療状況
ようやく生理の辛さも止んで
身心共に随分マシになってきた。

台風が近づいているとかで雨は酷いが心は軽い。

今日は県立病院で血液検査。
もう針を刺されるのも慣れっこに。
白血球は5500から2100になっていたが
診察では問題ないレベルらしい。
抗がん剤の副作用も余り出ないタイプのようだから
このままなんとか走り抜けたいところ。
追いすがる副作用とかネガティブ思考とかから
グリコマークで駆け抜けるんだ!


それと昨夜、妙に頭が疼くような痒いような気がして
一度目が覚めたのだが、今になって気づいた。

脱毛はじまったー!!

短い毛がパラパラ落ちてる~!

まだほとんど見た目は変わらないが
確実にキテますコレ!

初めての抗がん剤

2011-04-30 19:40:10 | 治療状況
まずは4月26日から28日まで入院して
抗がん剤を投与するとのこと。

しかし抗がん剤って実際どんな風に投与されるの??
痛いの、辛いの、苦しいの??

何せ人生初のことゆえに想像もつかず。
先生に聞いてみたりネットで調べたりしても
なにやら分かったような分からないような

昔、初めてパソコンを買った時に言われた言葉を思い出す。

「どんなパソコンを買ったらいいですかー?」
「それはその…お客様がどうお使いになるかであって…ごにょごにょ」
「え?それが分からないから聞いてるんでしょー!?でどれ、どれなのっ!!」

結局人それぞれらしいです
しかもその人の体に合わせて副作用の時期や激しさも違うそう。
つまりやってみなければ分からんと。
そうですか、じゃあやってみようじゃないのっ←開き直り

そんなわけでやってきました!
第一回抗がん剤投与デー!
 in 県立病院 二泊三日

ドンドンパフパフー

まず10時ごろ会場(病院)へと到着して参加(入院)手続き。
スムーズに持ち場(病室・四人部屋)へと通されるも
いざスタートを切るまではベッドの上でもそもそしたり、
付き添いしてくれた旦那と話をしていたりすること一時間少々。

看護士さんがやってきて私の手の甲へ針を、ズブリ ニャー

いやこれは手の甲と決まっているわけではなくて
私は腕の血管がなかなか出にくいからそこにされたわけですが
うわーちょっとこれ微妙…

あんまり肉がない場所だからか、違和感あり。

しかしこれも大事の前の小事。
気にしてはいかんとまずはアレルギーを緩和させるようなお薬
(名前とか分からなかった)を点滴で30分間流される。

で、いよいよ次が抗がん剤のお出まし

私が投与されるのは三種類の抗がん剤。
頭文字をとってCEFと言われるもの。

その内塩酸エピルビシンというのが真っ赤な色をした液体で
(投与後トイレに行ったら尿がまっかっかになって面白かった)
それを15分間かけてゆっくり管から手の甲、そして体中へと流し込んでいく。
次に二種類の薬を合わせたものを(これは透明)
30分かけて同じく点滴をしていった。

点滴の間はベッドに横になってぼんやり。
初めての投与時は念のため、
心電図を取りながら看護士さんもしょっちゅう様子を見に来る中での投与になるので
本を読んだり音楽を聴いたりというような余裕はなかったが、
二回目からの通院での投与の際は、点滴しながらそんなこともできるらしい。
トイレに行ったり、ジュース買って飲んだりも。
このあたりはまた身を持って試してみるので報告お待ちあれ

さて、結局抗がん剤の投与は苦しかったのかどうか

答え

点滴中は特に体調は変わらず、気分も悪くない
しかし投与後夕食前から夕食後にかけて胸がむかむかして食欲がなくなり、
翌日いっぱい食事はほとんど取れなくなった。
食べられたのはトマトやサラダ。ゼリーなど。
温かいご飯や肉の匂いに敏感になってしまって嗅いだだけで気分が…。

後になって看護士さんに聞くと、投与後すぐにそこまで匂いに敏感になる人は
珍しいのだとか。

へー、私ってそんなに敏感じゃあないはずなんだけど

薬の作用というものはよく分からない。

でももしかしたら看護士さんや周りの人たちが
「気分悪くなるかもー」「気分悪くなったらすぐ言ってー」と
何回も気を使ってくれたのが余計「そんな気分になっちゃった」のかも、なんて。

あまり気にせず普段どおりだと思ったほうが
「病は気から」ともいうので良いのかもしれない。


ともかく抗がん剤を打ったこの日(4月26日)から今日で4日目。
食欲は退院時の28日からすっかり戻り、
退院したその足で昼はトマトソースパスタを外食する始末。
食欲があるってすばらしい

今日4月30日現在は特に体調にこれといった変化はなく普段どおり。
入院時から便秘だったのも本日めでたく解消されすこぶる良好

しかし抗がん剤は悪いがん細胞だけでなく良い細胞も攻撃するため、
投与後1~2週間の間に白血球が減少して辛い時期がやってくるとか。

今後のスケジュールとして
3週間に一度の抗がん剤投与(今後は通院)を4回繰り返すとのことなので、
まずは現在の1ターン目。
自分の体がどう抗がん剤に反応するのか、よく観察する必要がある。

次の投与日は5月11日なので、まー一回そこまで様子見てみないとなー
と今はのんびり家にいるしかない

さてさて明日の私の体調はどうなってるかしらん。
ドキドキ


社長!次のスケジュールは…(秘書欲しい)

2011-04-30 14:12:25 | 治療状況
乳がんと分かってから、あれよあれよという間に決まっていくスケジュール

通っていたNクリニックから県立病院宛てに、
CTや骨シンチ(骨に転移がないかを見る検査らしい)の予定を取ってもらう。
この日にこれ受けて、その後もう一回クリニックに来て、時間は…と
その際、続けざまに先生の口から日程が…。

「えっと、すいません、先生。メモ取っていいですか><」


ただでさえ記憶力に自信のない私。
では書いてあげましょう、と少し笑いながら先生がメモに
日程と検査内容などを書いてくれてようやく一安心。

そのメモを見つつ後日(4月19日)CTと骨シンチを受けたところ
現状では転移している様子はない、とのことで、
今度は県立病院の先生と早速治療方針を話し合う。
こちらの希望は乳房温存療法。
つまりなるべく胸の形を残して手術がしたい、というものだったので
では手術の前に抗がん剤を使用してがん細胞の大きさをなるべく小さくしてから
手術しましょう、と先生も治療方針を提案してくれてそれに決定

そしてそして更にGWが引っかかると遅くなるから
来週には第一回目の抗がん剤投与、そして検査入院、
という予定も決まった(4月26~28日)。

いやはやもう怒涛です
あんまり落ち込んだり深刻になっている時間もない。
早速入院に向けて可愛い百均の店でスリッパやタオルなどの
買い物していたらなんだか旅行気分?

不謹慎といわれればそうですが、今のところどこが痛いとか苦しいとかもないので
はっきり言って自分が病気だとは思えない。

不思議な感じです。