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小型装置で、テラヘルツ帯無線通信実験成功

2011-11-24 11:52:39 | ウェブ(web)・IT
世界初!小型半導体素子(共鳴トンネルダイオード)を用いてのテラヘルツ帯無線通信に成功 | ニュース | 企業情報 | 半導体のローム ROHM に拠ると、ロームと大阪大学が、量子現象を利用した共鳴トンネルダイオードを用いた小型装置を使い、300GHzのテラヘルツ帯で1.5Gbpsの高速無線通信に成功したそうです。今後、スマートフォンなどに搭載可能な技術として、早期の実用化を目指らしい。

1.5Gbpsというのは、高速ですね。うちは現在は光回線ながら、無線LANネックで実効30-40Mbpsです。ウサギとカメ以上の差です^^;
しかし、これでもYouTubeをみる程度までなら充分です。まったく不満はありません。

1.5Gbpsが実用化がみえるなら、いま噂されている携帯電話通信料の従量制移行の議論がなくなるかもしれませんね。


蛇足ですが、現行でもそれなりに公衆無線LANが整備されているのだから、携帯電話回線での通信と公衆無線LANの通信がユーザーが意識することなく、もっとシームレスに連携すれば済むこと、また、鉄道などの幹線沿いや駅や空港などの主要拠点に公衆無線LANスポットを整備すればいいことだと思っています。それでもダメなら、対象を絞って、最低限の速度制限をかけることです。携帯各社は、トラフィックが増加することを分かっていながら、スマートフォンを売り捌いておいて、いまさら泣き言なんて、卑怯ですね^^


さて、実験に成功したのは300GHz帯。
なお、テラヘルツ波は周波数100GHz-10THz(10,000GHz)です。帯域が広いですね。このテラヘルツ帯は光と電波の中間領域の電磁波特性で、紙や衣服を透過し、金属のみを反射するという特性を持っています。また、実験した機器では指向性を改善したアンテナ構造を半導体基板上に集積化していたそうです。透過しやすい特性を元々持っていて、さらに、指向性を持たせているのであれば、実用になるのかどうかが気になりますね。ソフトバンクは、反射しにくい/建物などの陰に届きにくい周波数帯しか自社に割り当てられていないので、他社に比べて不利だとアピールしています。また、「人体を透過する」って健康上のリスクは大丈夫なのでしょうか。疑問が募るばかりですが、解決して実用化になればいいですね。



キーワード:量子現象共鳴トンネルダイオードテラヘルツ公衆無線LAN


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