フォネティック・コード

例えば、映画で戦闘機のパイロットが通信するときに「チャーリー・ファイブ」とか、「アルファ、ブラボー、デルタ、デルタ、ズール」などと喋っていることがあります。

あれは何かと言うと、フォネティックコードといって、文字を正確に伝えるために、その文字で始まる単語を使って通話に仕様しているのです。

つまり、前述の「チャーリー・ファイブ」は「C5」、「アルファ、ブラボー、デルタ、デルタ、ズール」は「ABDDZ」という文字を伝えているのです。

蛇足ですが、たぶん、「C5」はその航空機を表わす記号（コールサイン）、「ABDDZ」はミサイルの発射コードなどを表わします。もし、正確に伝えられず、「C5」を「S5」と取り違えると情報が混乱しますし、ミサイルの発射コードを「ADDBZ」などど打ち込んだら国防上の大問題ですね。


また、名前のスペルを伝えるのに、「T for Tango, A for Alpha, N for November, A for Alpha, K for Kilo, A for Alpha.」とすると、伝わりやすいです。


フォネティック・コード (Phonetic alphabet)

A	ALPHA	アルファ
B	BRAVO	ブラボー
C	CHARLIE	チャーリー
D	DELTA	デルタ
E	ECHO	エコー
F	FOXTROT	フォクス・トロット
G	GOLF	ゴルフ
H	HOTEL	ホーテル
I	INDIA	インディア
J	JULIET	ジュリエット
K	KILO	キロ
L	LIMA	リマ
M	MIKE	マイク
N	NOVEMBER	ノベンバー
O	OSCAR	オスカー
P	PAPA	パパ
Q	QUEBEC	ケベック
R	ROMEO	ロメオ
S	SIERRA	シエラ
T	TANGO	タンゴ
U	UNIFORM	ユニフォーム
V	VICTOR	ビクター
W	WHISKEY	ウィスキー
X	X-RAY	エックス・レイ
Y	YANKEE	ヤンキー
Z	ZULU	ズール
0	(Number) zero	ゼロ
1	(Number) one	ワン
2	(Number) two	トゥー
3	(Number) three	スリー
4	(Number) four	フォー
5	(Number) five	ファイブ
6	(Number) six	シックス
7	(Number) seven	セブン
8	(Number) eight	エイト
9	(Number) nine	ナイン

キーワード：フォネティック、欧文通話表、通話表、Phonetic