2009/11/27：円高が一気に進み、一時1ドル84円台に

2009年11月27日、円高が一気に進み、一時1ドル84円台になりました。



一時1ドル84円台　藤井大臣「異常な状況」（09/11/27）




米国景気への先行き不安があったところに、アラブ首長国連邦ドバイ首長国の信用不安でたことがきっかけのようです。ドバイ・ショックです。
円相場は対ドルで一時14年4カ月ぶりに1ドル＝84円台まで急激な円高が進みました。ブラック・フライデーです。

政府のデフレ宣言があったところに、ドバイ・ショックや急速な円高・ドル安が重なり、株価は27日に9081円52銭となりました。

円高容認だと輸出企業からの税収が減るのですね。つまり、輸出企業が業績予想と比べ損をするわけです。
そうすると、輸出企業は国内生産をやめて海外生産を行ったりするので、国内での雇用を減らすことになりそうです。
そうすると、その企業に雇用されて税金を払っていた人は税金を払えなくなり、また今までのように買い物が出来なくなるから結局は内需型企業にも影響が出そうです。デフレ・スパイラルです。

デフレも放置だし、国益無視で、事業仕分けだとか。縮減も大事ですが、目先の対応も大事です。友愛だけではどうにもなりません。日本経済が低迷しているのに円独歩高というのは、日本の政策に隙があるとしか思えません。慌て者税理士の今日も元気です！ にあるマニフェストこそ仕分けすべき！論に同意します。

株安・二番底誘導の今の政策は理解できませんね。就職氷河期と言われていたけど、さらに拍車がかかり、第２のロスジェネを作り出そうとしているように見えます。









外国為替相場一覧表：三菱東京ＵＦＪ銀行
三菱UFJリサーチ&コンサルティング | 外国為替相場 | 過去の外国為替相場一覧表