GameSprit

自転車やMac・AppleScript、映画・小説やドラマのレビュー、備忘メモ・クイズなどを置いています。

地上デジタル放送の緊急地震速報遅延

2009-09-12 07:51:32 | ウェブ(web)・IT
<緊急地震速報>遅れ、地デジ改善不可能 仕様変更後も0.5秒遅延--総務省(毎日新聞) - goo ニュース

08年6月に発生した岩手・宮城内陸地震でクローズアップされた地上デジタル放送の緊急地震速報がアナログ放送より約2秒遅れる問題で、遅延時間を技術的に0・5秒にまで短縮できるものの、そのためには地デジ対応テレビやチューナーなど受信機の仕様の一部を変更する必要があるそうです。


緊急地震速報とは、緊急地震速報は地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえた観測データを解析して震源や地震の規模(マグニチュード)を推定し、これに基づいて各地での主要動の到達時刻や震度を予測して素早く知らせる地震動の予報・警報です。

緊急地震速報を発表してから主要動が到達するまでの時間は、長くても十数秒から数十秒と極めて短く、震源に近いほど緊急地震速報受信から地震到来までの時間が短いのです。


地デジは放送する情報量を少なくするために、画像と音声のデータを圧縮して送り、受信機で復元するのですが、送信時の情報圧縮と受信時の情報復元に時間がかかるため、圧縮と復元を行なわないアナログ放送と比べ、遅延が起こるわけです。

地上デジタル放送では現在はアナログ放送より約2秒遅れて放送を受信しているのです。
これはアナログTVとデジタルTVの両方を受信できるTVチューナーで、同じチャンネルを見比べてみるとよく分かります。まず、アナログ放送をみて、同じ放送局のデジタル放送に切り替えると、あら不思議!さっきアナログでみた場面がデジタル放送で見ることができます。

この地上デジタル放送の約2秒は、送信時の情報圧縮と受信時の情報復元の処理に時間がかかる時間です。現在の仕様を変更して、その約2秒の遅れを0・5秒にまで短縮するそうです。

TVや携帯電話機の買い替えが必要にならない範囲で実現してくれれば良いですね。

最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。