昔、映画にもなった事がある「復活の日」
残念ながら映画は見たこと無いのですが、見てみようかなぁ~
面白いというよりはもう引き込まれて一生懸命読んでしまいました。
書評だけ見てると「最高のSF」という評価の他に
南極に取り残された1万人の中に16人の女性が居て、その16人が次世代の為に次々と子供を生むというショッキングな内容を取り上げてる人も。
内容はまさにこの2009年の新型インフルエンザの感染拡大と似ていて新インフルエンザの前に鳥インフルエンザまで起こっていて、まるで予言のようで怖かった…
てかこの小松左京さんは毎回そうだよね。
SFつうよりホラーに近い。私の中で。
今回の「豚インフルエンザ」と呼ばれていた新インフルエンザは日本国内でも終焉に近づいていてみんな「あ~一安心」みたいな雰囲気が流れてますが、いつ新しいインフルエンザが来てもおかしくないんだよね。新インフルエンザに亜種が出来た場合、それにタミフルやリレンザが効かなかったら…
今回を乗り切ったからって永久に安心なわけじゃない。
鳥インフルエンザってのは鳥肉が食べれないとかの心配だけでなく治療薬を作れない弊害も出てくるんだね
卵たべれないの?とか単純にしか思わなかったんだけど…
この小説ではウィルスが南極の寒さでだけ繁殖しなかったからこそ、南極では1万人の人が生き残ってた訳だけど、寒さもものともしない種類だったらもう人類滅亡してるし…
早いこと卵以外でも特効薬がつくれるようになるとよいですにゃ?
もうひとつ、南極で働く女性が16人しかいないという件。
ここでも女性の扱いをどうするか?というのが話題になってました。
子孫を残すためには16人には子供を産んでもらわないといけないから、16人の女性は父親のわからない子を産み続けるわけですが、
将来の事を考えたら1万人の男性陣を16チームに分けて相手をする女性を限定するのかしら?
兄弟姉妹で子供産み続けたら弊害があるんじゃなかったっけ?
だからこそ日本や各国で3親等の結婚とかが禁止されてたような…
父親が別かどうかわかんないじゃん?
そんなこと言ってる場合じゃないからいいのかな~?
細かい内容については中身を読んで欲しいけど、「アメリカが細菌兵器を中国にばら撒いた」とかが事実として書かれているんだけど、これ映画化するときにもめなかったのかな?
ひとつの国の猜疑心が次々と新しい平気を生み続ける所とかさ…
未だに解決されてないよね
北朝鮮といい…
核兵器を放棄したら今度はこの小説がリアルになるのかもね…
昔かかれた小説と思えないとこがすごいよ