正しく知るということ

東日本大震災の後、復旧、復興に向けての動きが

活発になりつつあるようですが、


福島だけは原発の問題もあり、

なかなか生活していても、放射線が心配ということで

気疲れをおこしたり、まず家に帰ったら除染のためにシャワーを浴びてからなどと、

大変窮屈な生活をおくったりしている方は多いのではないでしょうか。


放射線の知識は、この震災については正しく教えてもらえなかったと思います。

国としては、パニックを防ぐということだけで考えていたようで、

国民の健康の心配は二の次にして、

『教えないことがパニックを防ぐのだ』という間違った解釈のようでした。


徐々に、後出しで本当のことを教えているようですが、

爆発したときに教えてくれれば、

例えば庭にブルーシートを掛けるなど防護できたと思いますし、

給水所に子どもを連れていかなかったのにと、

いろいろと出来たと思います。


正しい知識がないため、

家庭菜園の野菜が食べられるかどうかわかりませんでしたし、

飲み水についても水道の水を飲んで大丈夫なのかわからなかったりしました。

また、テレビや新聞、雑誌に書いてあることもそうですが、

安全だったり危険だったりと、一体何を信じればよいのかわかりません。

それはいまだに確信が持てないことなのですが、

とにかく、あまり放射線にはあたらない方がよさそうだというところには落ち着きました。


さらに、日本全国で放射線の知識のないと思われる心無い人が、

福島県から来たというだけでいたずらしたり、

いじめにあったりといろいろな被害が起きています。


もし、日常的に放射線に関しての勉強をしていたとしたら、

こういう風評被害はなかったかもしれません。


住宅についても、日常的に勉強をすることは大事だと思います。

今回の大震災時などの緊急対応時に、信頼できる業者の選び方や、

工事中に注意すること、設備機器はどれが使いやすく、

またメンテナンスしやすいのかなど、

もし、正しく知っていれば、失敗も少ないのではないでしょうか。


私どもを選んでいただいた方は、

失敗が少ないとのご感想をいただけるとよいのですが・・・

がんばります。


健康な暮らしとまじめな家づくり
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