Woodのぼやき

大阪府枚方市の宇山サッカークラブでコーチをしてます。失礼な発言も多々ありますが、ご容赦ください。

孔子の言葉

2006年02月15日 | サッカー日記
オリンピックで寝不足気味です。ただ、なかなかメダルが取れませんね。スピードスケート男子500mで惜しくもメダルを逃した及川選手の記事に、ウン!と唸らせるものがありました。

「これを知る者は、これを好きだという者にはかなわない。これを好きだという者は、これを楽しむ者にはかなわない」

これは、孔子の言葉だそうです。及川選手が社会人になった時に、父親が彼の下宿先に書き置きをした物で、今回のオリンピックに、及川選手はその書き置きを持参したそうです。詳しくは、
  http://www.sponichi.co.jp/olympic/flash/KFullFlash20060213055.html

この話にはオチもあるようで、実はこの父親、スケートの鬼コーチで及川選手は小さい頃は練習がイヤだったそうです。お前が言うなよと言いたい所ですが、オリンピックでいい成績をあげたのだから、何もいえません。

そんなことはどうでも良いですが、この言葉、グッと来てしまいました。ついつい、これをサッカーに当ててみます。上達するには好きになること、もっと必要なことは楽しむことなんですね。練習でも試合でも、子供たちがもっと楽しくやれるようにしないといけないのでしょうか? ただ、この孔子の言葉の『楽しむ』とは、どういうことなのでしょうか?

この楽しむということで思い出すのは、キャプテン翼君ですね。ボールは友達、いつもボールと一緒、ボールを蹴るのが楽しくてしょうがない、そんな子は絶対サッカーが上手くなるでしょう。当クラブには、3年生と1年生のS君兄弟がいます。彼らは、高学年が試合をしていて、低学年の練習がない日でも、弁当を持ってサッカーボールとともにグランドにやってきます。そして、ボールを蹴ったり、コーチに遊んでもらったりしています。お前、ヒマやなーとからかいますが、そんなことは気にしません。

先日の練習試合でも、それぞれの学年で、この兄弟、なかなかの活躍をしていました。このままサッカーを楽しんでくれれば、本当に上手い選手になるかもしれません。この兄弟のように、サッカーが好きでいつも楽しんでサッカーをやる子は、ほっておいても上手くなるかもしれません。そうでない子を、サッカー好きにし、サッカーを楽しめるようにしなければ...。ただ、楽しさを履き違えると、逆に弱いチームになってしまいそうな気が...。難しそうです。


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