オプーナのことがよくわかる(歴史編)

2019-01-04 00:00:00 | KUOC Disadvent Calendar 2018
皆さんはオプーナというゲームを聞いたことがあるでしょうか。

聞いたことがないという方、無理もないと思います。もう11年も前のゲームですからね。
今の大学一回生が7ー8歳の頃ですか。まあ知るチャンスはないですかね。

聞いたことがあるという方、オプーナにどのような印象をお持ちでしょうか。
おそらくですが、稀代のクソゲーというイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
無理もありません。かの有名な「クソゲーオブザイヤー」のwikiを開くと、トップページにでかでかと“オプーナ”のAA(アスキーアート)が乗っています。
ですが、それは大きな間違いです。実はオプーナは良ゲーの類いなのです。

それならば、なぜオプーナはクソゲーのレッテルを貼られてしまったのでしょうか。


§1 オプーナ発表から発売まで

さる2007年3月14日、コーエーによりオプーナの発売が発表されました。
その時の様子がこちらです。アーカイブになんとか残っていました。
https://web.archive.org/web/20120201225027/http://news.mynavi.jp/news/2007/03/15/500.html

相当力の入ったタイトルだということがわかります。
特に最後の「まずは50万本、最終的には100万本のセールスを目指す」という発言が話題になった……というかネタにされていました。というのも、50万本とか100万本っていうのはまず無理な数字なんですよね。
任天堂の据え置きゲーム機では、64から今まで、任天堂のソフトはよく売れてサードパーティ製のソフトはあんまり売れないっていう傾向がありますから。
とにかく、ディレクターのあの発言は相当な大言壮語だったわけです。

この発言と少々奇抜なキャラクターデザインが注目されて、インターネット上、主に2ちゃんねるの一部で盛り上がりました。
その頃の2ちゃんねるはやる夫全盛時代で、やる夫とオプーナを組み合わせたやるオプーナというキャラも生み出されました。

このやるオプーナ誕生によって盛り上がりに火が付いたともいえます。もしかしたらこのやるオプーナのことをオプーナだと勘違いしてる人もいるかもしれませんね。

さて、ゲームソフトのオプーナは1度の延期を挟みつつも2007年11月1日に発売の日を迎えます。ネット住民はその売り上げを固唾を呑んで見守っていましたが……


§2 オプーナ発売、そして……

ネット上でささやかに話題となったオプーナが、ついに発売を迎えました。
初日の売り上げはなんと2500本!
さらに初週売上は3200本!
これが発表された時、ネットの盛り上がりは最高潮を迎えました。
これまでは2ちゃんねる内でも一部のゲーム関連板周辺での盛り上がりだったのが、2ちゃんねるの当時の中心とも言える雑談系の板にまで広がりました。

さて、この売り上げ2500本というのは驚異的な少なさなんですね。上記のインタビューではまずは50万本と言っていた訳ですが、その1/200ですからね。
音ゲーで例えると、ムラクモで開幕の階段を終わってみたらスコアが50点しかなかったみたいな感じでしょうか。(ちなみにムラクモの50点はCOOL8.9個分です)

ネット上のオプーナネタに欠かせないキーワード、「オプーナを買う権利」と「ワゴン」はともにこの売り上げ不振から来ています。
上のAAも言っている「オプーナを買う権利をやろう」というのは、あまりの発売本数の少なさに、「もしかしてオプーナは買う権利を持った一部の人しか手に入れられないのでは」というネタから言われるようになりました。
ワゴンというのは、ゲーム屋さんで売れ残ったゲームをワゴンカートに乗せてセール販売することから、さぞオプーナは沢山ワゴンに乗っていることだろうという連想によって、いつしかワゴンといえばオプーナの代名詞となりました。

まあそんな酷い売り上げだったものですから、「オプーナがこんなに売れなかったのはクソゲーだったからだ」という勘違いも当然生まれてきました。プレーしていない愉快犯がオプーナはクソゲーだと騒ぎ、それを真に受けたプレーしていない人が真に受けて拡散する。この繰り返しで誤ったイメージが定着してしまいました。
音ゲーで例えると、MUSECAの視認性、操作性が悪いとプレーしていない人が思った結果サービス終了に追い込まれたみたいなものでしょうか。


後は、オプーナとクソゲーオブザイヤー(以下KOTY)の関わりについても触れておかなければならないでしょう。

オプーナは発売前からゲーム界隈で話題になっていましたから、当然KOTYでも注目する人はいました。しかしふたを開けてみると全くクソゲーではなかったため、発売後しばらくは(よその盛り上がりとは裏腹に)ほとんど話題に上ることはありませんでした。
その後四八(仮)という、後に10年に一度のクソゲーと評されるゲームが発売したこともあり、オプーナ未プレーの人の間でですらKOTYスレ内では(そこまで)クソゲーではないという認識が共有されていきました。

しかし、年が明けて2008年になると、オプーナがクソゲーではないと知らない人もちらほら現れるようになりました。その度に住民がクソゲーではないと説明していました。それがたびたび繰り返されたため、スレからオプーナの話題が絶えることはありませんでした。
そんなあるとき、新スレを建てたある人が、テンプレの最後にやるオプーナのAAを追加しました。それは荒らしに対するスルーを呼び掛けるもので、これが妙にしっくり来ていたため、そのままやるオプーナ、KOTYスレでは親しみを込めてオプーナさんと呼ばれていますが、はKOTYのマスコット的存在になりました。
10年以上経った現在でも、多少ブラッシュアップされながらオプーナさんはテンプレの最後に鎮座しています。


§3 オプーナ発売から現在まで

ひとしきり話題になってから3年、もはやコアなファン以外には忘れられていたある日、突然オプーナのサウンドトラックの発売が発表されました。
実際にプレーしたファンたちはそれはもう欣喜雀躍しました。私も買いに行きましたが、何せ地方なもので店舗に置いてなくて取り寄せてもらいました。

それからさらに6年半、オプーナ発売からなんと9年半後に発売された「無双☆スターズ」にプレイアブルキャラクターとして登場しました。予約特典は「オプーナを最初から使える権利」で、前述のネット上のネタを意識したものになっています。

オプーナ10周年となった2017年11月1日、オプーナ開発元のアルテピアッツァの取締役である杉村幸子さんが、twitterにて意味深な投稿をしました。
それによると、近日中にオプーナに関する素敵なお知らせが出るとのことです。
この発表はオプーナ界隈で大きな話題になりましたが、未だに素敵なお知らせは届いていません。

そして去年2018年、オプーナ発売から11年経ったころ、突如オプーナの公式twitter、instagramが開設しました。
今は大したことは呟いてないんですが、今後素敵なお知らせが掲載されることを期待して待っています。


§4 おわりに

ここまでで、オプーナがクソゲーと勘違いされるまでの歴史の説明はおしまいです。
今回はゲーム内容には言及しませんでしたので、オプーナが本当にクソゲーではないのかと疑うひとがいるかもしれませんね。
ただ、私は事実をまとめることはできても、物事をほめたりお勧めしたりするのは不得手でして、遺憾ながら断念いたしました。
興味が湧いたひとはぜひ実際にプレーしてみてください。という決まり文句で、この記事を締めたいと思います。

長々としたとりとめのない文章でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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