里山コスモスブログ

コブクザクラ(子福桜) 秋~冬に咲く桜(2)






上下:花弁は多弁、雄蕊は弱々しく、太い花柱が2本突き出る

コブクザクラ (バラ科 サクラ属 学名 花期10,11月頃) 花柄はやや長く、花色は白色~淡紅帯び、八重咲きで花弁は20枚以上と多弁。萼筒は漏斗型で赤褐色で、先は緑色で5裂し花を支える。雌蕊2個を観察。解剖すると黄金色の子房2個から各々長い花柱が伸びていた。八重咲きであるが実を生らす。(当て推量一考雄蕊は多くが花弁に変化し残る雄蕊も弱々しい。一方子房・雌蕊は実桜の性質を受け継いで外見上いかにも健康で受精能力がある。サクラには自家不和合性があり自己の花粉では受精せず、多品種の花粉によって受精・結実する。コブクザクラ自身が交配雑種で、他品種の花粉で結実すればその種子は雑種の雑種となる。この種子からコブクザクラが生まれる確率は低い。サクラの品種を増殖しようとすれば、実生ではなく接ぎ木・挿し木によるクローン増殖によることとなる)。
属名Prunus or Cerasus  Prunus は plum(スモモ)に対するラテン古名。 Cerasus は英語でcherry-tree (さくらんぼの木)
種小名Prunus x Kobuku-zakura syn.  Cerasus x Kobuku-zakura 十月桜と他品種(支那実桜)との交配園芸種との説あり。


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