上:筒状の両性花の開花 下:結実(萼筒の中に子房が見える。双子も見える)
ハナミズキ (ミズキ科 ミズキ属 ヤマボウシ亜属 学名Cornus florida syn. Benthamidia florida 落葉小高木 原産地:北米 別名:アメリカヤマボウシ) 日本が米国ワシントン市に寄贈したソメイヨシノの返礼として日本に贈られ全国で植栽されるようになった。枝先に扁平球の花芽又は細く尖った葉芽がつく。花芽には芽麟がなく4枚の総苞片がしっかりと閉じ合わさり中の花を保護している。開花時期を迎えるとこの総苞片が開き美しい花びら状に変身する。その総苞片の先端には閉じ合わさってきた痕跡が凹型となって残っている。中心部に小さな筒状をした両性花20個ほどが頭状に集まる。筒状花は花弁4、雄蕊4、雌蕊1。葉は対生し枝先に集まる。葉脈が湾曲して先端に向かうがこれはミズキ科の特徴。果実(核果)は楕円形で一つの果柄に4個~10個ほどつく(理論的には筒状花の数だけつくが未成熟果もある)。果実の先に萼裂片および花柱・柱頭が宿存する。果実は9月頃美しい赤色に熟し、紅葉そして落葉した後も長く枝に残る。
属名Cornus cornu角に由来(西洋のミズキCornus sanguinea は材が堅く剣として利用され、sanguinea はbloodyの意。英名は dogwood (bloody twig dagger wood) 血塗られた短剣のように堅く尖った小枝を持つ木―意訳)
亜属名Benthamidia ヤマボウシ亜属 英国の体系的植物学者ジョージ・ベンサムニ因む
種小名florida 華やかな花を多数咲かせることを表すのであろう。 floridus 繁栄、花が咲く
George Bentham (1800 – 1884) was an English botanist, characterized as "the premier systematic botanist of the nineteenth century". ジョージ・ベンサムは、19世紀の体系的植物学者の第一人者と見做されたイギリスの植物学者である。
He had a remarkable linguistic aptitude. By the age of seven he could speak French, German and Russian, and he learned Swedish during a short residence in Sweden when little older.
彼は非凡な言語学の才能を持っていた。彼は7歳までにフランス語、ドイツ語そしてロシア語を話すことができた。そしてそれほど年長にならない時、スエーデンでの短い滞在期間の間にスエーデン語を習得した。