上:花序は枝先頂部についた花芽及びその下方の側芽から出ている
上:花筒の中未観察 雄蕊は何個? 図鑑には雄蕊2個、子房2室と記載されている。
上:冬芽 葉芽か花芽か見分けづらい。一般に丸くて大きい方が花芽
下の写真に見えるように、花序は枝頂部についた冬芽だけでなく側芽からも出ている。
上:枝先の冬芽から花序と葉が出ている 下:葉芽の展開
ムラサキハシドイ<ライラック> (紫丁香花 モクセイ科 ハシドイ属 落葉低木 花期4月頃 原産地:欧州東南部 学名Syringa vulgaris 別名:英名 Lilac ライラック、仏名 Lilas リラ) 明治に入って渡来し主に北海道など冷涼な地方に植栽された。葉と花が同時に展開する。葉は対生、葉身は卵形・広卵形で葉先が尖る。縁は全縁。円錐花序を形成し紫色の花をつける。花は筒状で花筒が長く先端が4裂、芳香がある。果実(さく果)は楕円状で先が尖り、秋に褐色に熟すと裂開し種子を散布する。冬芽は暗紫色で、枝先に1個~複数個つき、展開すると花序又は新枝葉となる。側芽(花芽or葉芽)は枝に対生する。ライラックの苗木には、イボタノキ(モクセイ科イボタノキ属)を台木にして、これにライラックを接ぎ穂したものがよくある。台木の地際からイボタノキの芽が出ることがある。
属名Syringa は笛の意で、この木の材で笛を作ったことに由来する(wikipedia参照)