里山コスモスブログ

神社の神木 オオツクバネガシ ウラジロガシ スダジイ 


八王子市南大沢  「南大沢の不死身のアカガシ」

オオツクバネガシ (大衝羽根樫 ブナ科 コナラ属学名Quercus takaoyamensis) アカガシとツクバネガシの種間交雑種。葉は枝先に集まり、葉縁は全縁もしくは葉先側の一部に低鋸歯。葉柄はツクバネガシより長い。堅果は翌年秋に熟す。殻斗はお椀形で環状に5列ほど瓦を葺いた様で絹毛が見られる。
属名Quercus オークの一種のラテン名からくる
種小名takaoyamensis タカオヤマエンシスは八王子市の高尾山(標高600m)で自生しているのが発見されたことによる。
アカガシQuercus acuta  樹皮は褐色、葉柄は長く、葉縁は全縁もしくは葉先の一部に鋸歯。表裏ともに無毛で、葉表は濃緑色で葉裏は白緑色。 acuta鋭い acutus尖った意
ツクバネガシQuercus sessilifolia 葉は枝先に集まり、葉柄は短く、全縁で縁が反る。冬芽は細長い。種小名sessilifolia は葉柄が短い意 




相模原市緑区の“日本一大きなウラジロガシ” 樹高20m、幹周り8.4m、樹齢推定600年 
 

ウラジロガシ (裏白樫 ブナ科 コナラ属 Quercus salicina) 葉は互生、葉表は深緑色で、葉裏が白青いのが特徴、葉先側3分の2ほどに鋸歯がある。シラカシの葉によく似るが、本種は葉先が尾状に長く尖って捩じれ、葉縁が波打つ。又、冬芽は細長い円錐状で芽麟に伏毛が多い。堅果(ドングリ)は翌年秋に成熟する。ドングリの先端に段があり、殻斗(総苞)は環状横縞形。
種小名salicina salici,salix ラテン語で柳.ヤナギのようなの意。 葉の先端が尾状に長く突き出て尖り捩れているところを形容しているのかどうか?





窓から見える広場のスダジイ 「このきなんのき」

スダジイ (ブナ科 シイ属 学名Castanopsis sieboldii 葉は互生、葉身は卵形~卵状楕円形で、縁は全縁或いは先側に鋸歯。葉先は長く尖る。葉裏には麟状毛が密生し鈍い金属光沢のする(銅灰褐色~銀灰褐色)。堅果(ドングリ)は殻斗(総苞)にすっぽり包まれて成熟し、翌年秋に成熟すと裂してドングリが覗いてくる。シイの実は渋みが無く食べられる。
属名Castanopsis  Castanea+opsis (栗+似る)で、栗擬き (opsis は接尾辞で「側面、擬き、似た」 oides 「同様の」 ) なお、クリの学名は Castanea crenata Siebold & Zucc. 


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