上:生垣に植栽された内、蕾がついた株 新葉も蕾も赤橙色
旧家の広い裏庭に大きく育った樹 一部だけであるが花が
咲いていた。狂い咲きと思われる 下右はこれに咲いた花
上左:別の樹であるが樹全体に赤い果実がびっしりと生っていた。
カナメモチ (バラ科 カナメモチ属 常緑小高木 別名:アカメモチ) 葉の縁に細かい鋸歯があり、葉柄は赤味を帯びる。春先に葉芽が展開すると真っ赤な新葉が出て来る。花期は5月頃。枝先に複散房花序を形成し、小さな白花を多数つける。花弁は5枚である。果実は秋に赤く熟れて美しい。ヘソの部分に萼片痕が残るのが特徴的であり見分けに役立つ。刈込が強い生垣などでは花が咲かず果実が生らないことがある。最上段は工場と公園の境に植栽され強く刈り込まれた数十本の内蕾のついた1本である。花序の数が疎らである。中段は刈り込まれていない樹で、樹全体に花序が形成され、その赤い蕾と赤い新葉で樹全体が赤く染まっていた。