上:キミガヨラン 下:イトラン
上:イトラン 下:アツバキミガヨラン
下:別個体
キミガヨラン (君が代蘭 リュウゼツラン科 Yuccaユッカ属 学名Yucca recurviflora 常緑低木 原産地北米南部 花期春6月頃)葉は長剣状で、下部の葉は外に折れ垂れる。葉先は棘状に鋭く尖り触ると痛い。花は白クリーム色で大きな花序に下向きに咲く。花被片は6片で平開せず。雄蕊は6個で葯は花糸の先にポツンとついている。柱頭は3。下部の葉が顕著に垂れているのでキミガヨランとした。
イトラン (糸蘭 リュウゼツラン科 Yuccaユッカ属 学名Yucca filamentosa 常緑低木 原産地北米南部 花期6月頃) 樹高は2mほど。葉はキミガヨランより細長くしなやかで、剣状には見えない。地上付近から出て上向きに伸びるが、外側の葉は折れ曲がって垂れる。根元の葉を見ると、葉縁から糸状の繊維が離生していた。花軸や花柄に白い毛が密生。花被片は6片で平開せず、雄蕊6、柱頭3。
アツバキミガヨラン (厚葉君が代蘭 リュウゼツラン科 Yuccaユッカ属 Yucca gloriosa 常緑低木 原産地北米南部 花期11月頃) 葉は大きな短剣状で、厚くて堅く垂れない。先端が鋭い棘状で触ると非常に痛い。花序は非常に大型で多数の花を下向きにつける。花被片は6片で平開せず。雄蕊6、柱頭3。(写真は秋に咲いた花)