中心に心棒が貫き、心棒の基部が枝に付いている。
ヒマラヤスギ (マツ科 ヒマラヤスギ属 常緑高木 雌雄同株 花期10月頃 果期翌年秋 原産地:ヒマラヤ地方 別名Himalayan-cedarヒマラヤシーダー) 樹形が円錐形で美しく公園・学校・工場緑地などによく植栽される、スギと名がつくが、マツ科に属し、球果は“松ぼっくり”で間違いはない。昨秋結実した小さく青白い球果が枝に上向についている。これから成長を続けおよそ縦10cm、直径8cmほどの大型の松ぼっくりになる。11,12月頃茶褐色成熟すると、麟片の隙間が開き翼の付いた種子を散布する。松は種子を散布した後松ぼっくりの形で落下するが、ヒマラヤスギの松ぼっくりの場合、およそ基部側三分の二はバラバラになり形を残さず、先端側三分の一はひと塊で落下する。これの形がバラの花に似ていることから、シーダーローズと呼ばれ、クリスマスツリーの飾りなどに利用することができる。ヒマラヤスギの樹下を通るとき麟片や翼の付いた種子が落ちていれば、このシーダーローズも落ちているはずである。