下:上段右はどういう状態なのだろうか? 下段は両性花
タラノキ (ウコギ科 タラノキ属 落葉低木 雌雄同株 花期8月 果期10,11月) 葉は大型の2回羽状複葉(1対から6対ほどの羽状複葉が葉軸に対生し、一つの大きな葉を形成する)。幹の頂部に花序を形成し淡黄色の小花を密につける。雄花と両性花があるという予備知識を頭に入れていざ観察にと勢い込んだが、少々早かったのと、花が余りにも小さく、痛い目をした割には気に入った写真は撮れなかった。両性花と思われるものは撮れたが、雄花の方はそれかどうか分からない正体不明のものが写っていた。ところで、今年の春、里から珍しく“たらの芽”(タラノキの新芽)が届いた。頂きものにケチをつけるわけではないが、採って24時間経っているのでやや萎れている。やはり山菜は採りたてに限る。タラノキの根皮および樹皮は生薬の原料となり、健胃、強壮、糖尿病、高血圧によいという。たらの芽や実にも有効成分が含まれるとの記述あり。来春のたらの芽は10倍美味しく食べられるはずである。