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海の街『南知多町』花屋兄弟日記♪

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日本ぴろ話

2012年04月22日 16時57分47秒 | ドリーム

むかしむかし、

あるところに、おじいさんと おばぁさんが住んでいました。


おじいさんは 山へしばかれに、

おばぁさんは 川へ贅沢に行きました。


おばぁさんが川沿いのテラス(私有地)で、片手にヴィンテージのワインを転がしながら、


愛人とイチャイチャし、贅沢に明け暮れていると、


どんぶらこ どんぶらこ と大きな桃が流れてきました。


しかし、目の前にあるのは、一玉うん万円のメロンを

贅沢にも 一番 糖度の高いところだけを使った 『生ハムメロン』

おばぁさんは、桃には 見向きもしません。



桃は そのまま流れていきました。




おばぁさんと愛人が、煌めく川を眺めながら うっとりしていると

川上から、金色に光る竹が、流れてきました。


さすがにコレには、反応した おばぁさん。

しかし、愛人を目の前にして はしたない真似は出来ません。


グッと堪えながら微笑んでいると、


愛人は、お構いなしに 川に入り、竹をとりに行きました。


予想外に流れは 早く 足をとられ 愛人は、藁をも掴む思いで、竹にしがみつき

そのまま流されていきました。


次に流れてきたのは、お茶碗に入った小人です。


濡れるのは嫌だから と ただもの珍しそうに眺めるだけでした。


愛人のいなくなった おばぁさんは、

執事に ご飯を作るように 頼み、

冷暖房完備のスイートな 自室へと戻っていきました。



さかのぼること 2時間前、


おじいさんは山で 鬼にしばかれていました。


おじいさんは、山に毎日通うくらいのドMです。


今日は金色に光り輝く 竹を使って しばかれているようです。


おじいさんは なんとも言えない 笑みを浮かべています。


約束の一時間は あっという間に過ぎ、

後片付けしておくんだよ !


と言われた おじいさんは その場に 転がっていた 竹を 川に流しました。



おじいさんが しばかれた竹とは、露知らず おばぁさんの愛人は、その竹を質屋に売りにいきましたが、

その頃には 光も失せ、ボロボロの竹となっており 価値はなく 藁一本と かえてもらったそうな。(これは また別の話)


おじいさんは 家に帰る途中に、大きなつづらと 小さなつづら を発見しました。

おばぁさんが喜ぶだろうと 中身も見ずに 前と後ろに つづらを縛り付け、山を降りようとすると、

スッテンコロリン、


つまずいた おじいさんは、

コロコロと、山を転げ降りていきました。



スポッと 両方のつづら と 腰に縛ってあった弁当箱が、体から離れ、穴へと転げ落ちていきました。


あぁわしが朝四時に起きて作った おむすび がぁ……


と残念そうに涙しました。


穴を覗くと中は広く、降りれそうでしたが、既にそこには、つづら や 弁当箱はありませんでした。


恐る恐る 中へ降りると ネズミの大群に囲まれ、


やい!とんでもない つづらをよくも 投げ込んでくれたな。

お化けが たくさん出てきたぞ!


大変に怒った様子で、


聞いてみると つづらの蓋の上には、 ハズレ と書かれていたようで、

大きいつづらからは、お化けが、

小さいつづらには、玉手箱が入っており、中から老化ガスが溢れてきて、

ネズミの巣は いまや壊滅状態となっているようでした。


ネズミは、おじいさんがしゃべるのを待たずに 噛みつきました。


服は見る影もなく ボロボロ、着ていないようなものごし、

全身の毛も噛みきられ、丸坊主のように短くなってしまいました。


さすがに このしばかれ方には、抵抗を感じたのか、逃げ出しました。


その際 ボロボロの服は、脱げ去り 真っ裸になってしまいました。


寒い寒いと民家を訪ねると、誰もいません。


そこには、ウサギが一匹 いました。

火打石を器用に使い

『カッチカッチ』『ボーボー』と、

いろり に火をくべておりました。


おじいさんに気づいた ウサギは 慌てて 家から出て行き、鮫をだまし 海を渡っていきました。


なんだったのでしょうね。



おじいさんが いろりにあたっていると、

パチンと 栗が 火の中から飛び出て顔面にクリンヒット、

水 水と お勝手の水壺に入ると、

中にいた子カニが、全身を挟みます。

アウチ と飛び上がり、走り回っていると ハチが 針を指します。

こりゃたまらんとそとへ出ると、

馬糞で滑り、その上からウスが 落ちてきました。

ドスーン。



おしりは鬼に叩かれ、真っ赤になっており、真っ裸、髪の短くなった おじいさんは、猿と間違われたのでしょう。

打たれ強い おじいさんも まいったまいったと辛そうでした。


間違いに気づいた 皆の衆は、ズタボロにしてしまい 申し訳なかった


顔のハレが目立たぬようにと

お詫びの意味を込め ホホにコブをつけてくれました。




その頃 おばぁさんは というと、


新たな愛人と ランチタイム☆

新鮮な海幸山幸に囲まれ、大満足。

しかしながら、ゴージャスなテーブル の 裏側には、執事たちの涙と努力の物語があるのを忘れてはなりません。



あるものは、松茸を取りに 足柄山へ行き 熊と相撲をとり、

あるものは、海へゆき、亀を助け、タイやヒラメの舞い躍りを見ることなく 海の幸を取りまくり、追い出され、


あるものは、お召し物 や クロス が汚れたとあれば、毎夜ツルに織ってもらい、


食糧庫番のあるものは、正月前に備蓄がなくなれば、雪が降っていれば お地蔵さんに 笠をかけ、たくさんの融資を頂きます。

食糧庫番の一人は、雪女で、ワインの温度管理も徹底しております。


あるものは、桜の季節に 愛犬の灰を巻き 桜を咲かせ、食卓から春を楽しめるように計らいます。



夕食前には、おじいさんも家に戻り、


何気ない1日が 今日も 過ぎていきます。


          おわり


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