先月、実家へ行った時に父の一言から
七五三の記念に、写真家さんで写真を撮ることになった。
せっかくなので、ひそかに憧れていた「スタジオアリス」を希望した。
値段は高いけど、記念だしということで決定。
その日の夜には帰る予定だったので、朝電話して昼に予約。
早速、仕度して出かけた。
スタジオに着くと、他のお客さんが同じく七五三の写真を撮っていた。
ドレスを着て、着物も着て、親子3人でも写真を撮っていた。
3歳でも髪の毛が長くてきちんと結っていた。
ことねにはどれがいいかな~と色々見ていると、
ことねが私の手を引っ張り
「これ!しらゆきひめ!しらゆきひめきる!」 と言う。
えーと、ディズニーキャラは千円増しになるので他にしよう!
と、色々他のドレスを勧めるが、「しらゆきひめ」の一点張り。
おじいちゃんも孫パワーに負けて
「そんなに、言うなら白雪姫がいいんだよ。白雪姫にしよう」
ということで、白雪姫ドレスに決定
サイズが80か100か120があり、大きめだけど100をセレクト。
髪の毛をセットして欲しかったけど、ことねが泣いて嫌がるので
何もしないでリボンだけつけることにした。
いざ、白雪姫のドレスを着てリボンをつけるとことねじゃないみたい。
スタジオには、白雪姫用の壁紙がセットされ、7人の小人もスタンバイ。
ことね白雪姫が登場。
はじめは緊張した顔をしていたけど、さすが子供慣れしたカメラマンの
たくみなぬいぐるみさばきと言葉で笑顔を見せ始めたことね。
ことねが立った状態のポーズと、ことねが切り株に座ったポーズを撮影。
撮影を後ろから見ていた私は、自分の子じゃないみたいな感じがした。
大きくなったな~。
少し前に、ヨーカドーへ行った時に、「スタジオアリス」で
七五三の写真を撮っている家族がいて、男の子が5歳女の子が3歳らしい。
さらに、お母さんが赤ちゃんを抱いていた。
3人も育ててえらいなーと思いながら見ていた。
七五三ってイベントのひとつだけど、こうやって写真を撮ることで
今まで頑張って育ててきたことへのご褒美みたいな物かなぁと思った。
本来、七五三は3歳5歳7歳の節目に、成長したことへの感謝としてお祈りし、
将来の幸せや長生きを願う行事。
昔は、7歳まで生きられるのは相当稀なことだったらしい。
生まれたばかりのときは、元気に育って欲しいということだけを願い
いつの間にか元気でいることが当たり前になっていた。
でも、元気で幸せで長生きして欲しいと思うのは今も同じ。
毎日ずっと一緒にいると、忘れてしまいそうになるけれど、
かけがえのない宝物だなーと思う。
やっと出来上がってきた写真。
私の記憶の映像とちょっと違っていて
何だか絵が描いてあるパネルに顔だけ入れたみたいな感じ。
ドレスに着られちゃってる感じもするけど、
ずーーーっと見ていると可愛く見えてくる。
よく、私も頑張ってここまで育てたなー。
ことねもここまで育ってくれたなー。
ちょっとしみじみしてしまう。
夫は、「スタジオアリス」の写真は作られた感があって
嫌がっていたので撮影するのは相談しないで決めてしまった。
事後承諾で後で言うと「お祭りだから」と言って喜んでくれた。
出来上がった写真を見て「嬉しそうだね」と言ってくれた。
ことねが成長して、いつかこの写真を見ながら
「今思うとこの時が一番楽しかったなぁ~」
って言ってる私がいるかな。
それまでは、頑張らなくては!