宴乃桜/徒然お箏日記

お箏弾き「宴乃桜」の日記です。

今日も行ったよマッサージ

2013-07-31 09:46:13 | Weblog
昨日になりました。更新しかけたまま寝てしまいました。

マッサージというかあそこは「鍼灸院」です。

これから「しんきゅう」いえ「はりきゅうレポート」とした方がいいでござるな。

「しんきゅう」では何の事かわかりにくいし、「鍼灸」では私がすっかりおばば様になったようなイメージでござるゆえ。

この前うちの幼稚園児が、おばあちゃんの事を「ばばちゃん」と呼んでいた。

ばばちゃん…

耳慣れない、なんとなしトレンディですな。

昨日朝はすっかり快調でした。でも、コルセットして行動しました。

夏のコルセットは大変です。
素肌には巻けないし、夏用下着は使わないから、インナーのタンクトップを着て、コルセットを巻いて、その上からサマーセーターを着ました。透けない素材にしないと大変です。

…暑いっ!!…

でもコルセットしてないと不安定で不安で、階段も上りづらいし下りづらい。歩く時も、上半身がぐらぐらします。

そして午後、汗みどろだったので、ざぶっとお湯かぶって先生の所に行きました。

あそこに行くと睡魔におそわれる。熟睡はしませんが、気持ちよくとろとろとしてしまいます。

頭の上の機械の所におせんべいが2枚置いてあった。

よく見ると何かのパッドだった。

昨日も鍼をして下さいました。3~4ヶ所だった気がします。

そして、腹筋をつけるよう言われました。うつぶせで鍼をして頂く時、上の服をめくりますから、きっと腹の肉がうにょ~んと左右に広がってるのだわ。
なんてこった!

私は若い頃は腹筋は割れていた。自分のウエストを自分の両手の輪でほぼ持てていました。10センチ位足りない位でした。

今は確かに自分の手が後2本位いりますな。

なんでこんなに肉がついたのだろう…

しかし昨日もあの先生のゴッドハンドに感動しました。背中を押して下さってる時、あんまり気持ちよくて、誰もいなかったらわーわーギャーギャー騒いでますよ。我慢すると犬みたいな唸り声になるのです。

私ゃあれですね、電気も鍼もいらないから、一度でいいから一時間まるころ先生にマッサージしてもらいたい。あそこで気持ちいいと感じるのは先生に押して頂いてる時だけゆえね…。
それが今の私の夢です。
あの先生のマッサージはこれまでの先生と違うもの。ほんまにゴッドハンドやね。

過去、あるマッサージの先生は、1時間マッサージして下さる間、ずーっと面白い話して、私はあははあははと笑いっぱなしで、ああ面白かった、と終わって満足して外に出て、
「あれ?私は笑いに来たんじゃないのにな…」
と、ふと思ったりしたこともありました。
肝心のマッサージはちょろちょろで何も効いてないし。

今の先生は、面白い事も言ってくれるし、優しいし、ゴッドハンドだし、稽古場から近いし、

これは病みつきになります。あそこに行けば楽になる、と、パブロフの犬状態です。誰かも言ってました。若い先生はすごい、医学技術の進歩はすごい、って。

本当ですなあ…

マッサージレポート/介助

2013-07-30 09:39:55 | Weblog
あの2年前の7月3日か4日、快方に向かったぎっくり腰が、またドンと戻ってしまった時の話です。

私は自分の体験談を出来るだけ話して、参考にしてもらいたいと思っています。

変な態勢で固まって動けなくなった時、痛みで頭が朦朧とした中、Kが手足4本の動かし方を指示してくれてた時、Kは私の態勢が崩れた時の為か、腕でガードしてくれてたのが、おぼろに見えました。

昨日マッサージの先生が、私が動いている時、態勢崩れた時の為か腕でガードして下さってるのが見えたのですが、

その時、2年前にKがしてくれたのを思い出しました。

詳しくよく覚えているもの、と思われるかもしれませんが、あの痛みは尋常ではなく、腰を圧縮機で潰されてるかと思う痛みです。その耐え難い痛みが4秒来るんです。ぎゅうう…っ!と。息を止めて歯を食いしばり、肩に力を入れて枕やタオルを握りしめて、その4秒をやり過ごすのは、心身とも疲れます。汗も涙もにじみ、息は上がってぜいせい言うし、そんな4秒間の激痛が波のように次々やって来るんです。

こんな体験したら、それは覚えているものでしょう。
歩く事はおろか、立ち上がる事も出来ない、痛みに耐えるばかりの10日間寝たきり生活をし、肢体不自由の人の気持ちが少しわかったような気もしました。

これからは、もうあんなメガぎっくりは来ないだろうと思っていますが、今程度のはまた来るかもしれません。日頃から気をつけていたのですがやはり来ました。

仕方ない、上手に付き合って行かなければね…

今はあの先生に頼り切っていますし、Kもいてくれるし、人生よく出来てるものですね…

夜が明けたらだいぶ良くなってる事でしょう。

先生ありがとうございます。末永くよろしくお願いします。

マッサージレポート/ぎっくり腰回顧

2013-07-30 09:39:47 | Weblog
2年前の7月3日か4日、

箏弦塾に戻り、夕方皆帰り、Kが中座している時、流して座った足の方向を変えようとした時、再び槍が腰を貫いたような、銃弾が貫通したかのような痛みが走り、下半身は足を流したまま、両肘をガクッと畳について、そのまま動けなくなってしまいました。石の塊で腰をどすんと打たれたような衝撃がありました。

あの時もすごかったザマスよ。本が書けるよ。

両肘を畳について、背中も腰も固まったまま、頭が少しぼーっとして来ました。痛みで体は硬直して声も出ないまま、
「Kちゃん早く帰って来て!」
と心の中で叫んでいました。

しばらくしてKが部屋に帰って来て、私の姿を見て驚きもうろたえもせず、
「あら~。またやっちゃいましたか~。」
という声が聞こえたのを覚えています。Kの声が聞こえて、心の中で、助かった、と安堵しました。

でもそれからが大変で、 うつぶせになりたい、と訴えて、Kに手足4本の動かし方を指示してもらって、やっとうつぶせになれました。

しかしうつぶせは、背中のウエスト辺りがへこむせいかすぐにつらくなって来て、今度は正座したい、とKに訴えました。

この頃は痛みで朦朧となっていました。自分が今どんな状態なのかわからなくなって来るんです。痛みに耐える事だけに意識が向いていましたから。

Kは大きな声で
「先生見えますか」
と言うので、少し顔を上げると、私と同じようにうつぶせになってて、足をこう、手をこう、と、お手本を見せてくれました。それを真似して、四つん這いまで体を持ち上げる事が出来ました。

Kの指示でやっとの思いで、四つん這いで手をついた態勢まで持っていけましたが、そこから上体を起こして、お尻を下ろして正座に持って行くのがどうしても出来ず、両肘をKが支えてくれていたのに、どうしても痛くて、腰を中途半端に浮かせたままKの胸に頭を突っ込んだような形で、痛い痛いと訴えるばかりでした。本当にこのまま腰が下がったら腰がねじ切れると思った。どうか動かさないで…と。四つん這いから正座が出来ないんです。あの痛みは経験した人でないとわからないかと…。

結局Kは正座はあきらめて、またうつぶせになり、今度は横向になるよう指示してくれました。あれが私は一番ましな形でした。

あの時だったかな…?
首と頭をマッサージしてくれたのは…?
首と頭の連結部辺りを触られた時、これがまた相当痛くて、目から星が出そうでした。なんでそんな所がこんなに痛いの、と、その驚きも大きくて、もうなにが何やら、混乱しました。

でも、背中、肩と上腕あたりも押してくれたような記憶があります。それで何とか立ち上がるまでになれました。

ここまで2時間です。2時間も痛い痛いと訴えっぱなし、Kはよく付き合ってくれました。

その後家まで送ってくれました。途中コンビニでサンドイッチと飲み物も買ってくれました。当時は薄給だったのにすいません。

この話はあのぎっくり騒動のほんの一部です。
こうして周囲に助けられて今日に至っています。

マッサージレポート

2013-07-30 03:13:47 | Weblog
昨日久しぶりの大物腰痛が来ました。

箏弦塾で稽古が終わってから、同じ姿勢でじっとしていられないので、うつぶせになったり横向きに寝てみたりしました。

横向きになると、一瞬気持ち良い、すっとするのですが、それは一瞬で、すぐに突き抜けるような痛みが走ります。あいたた、あいたた、と、あっち向いたりこっちむいたり、起きたり寝たり色々していました。

稽古場では、たいてい稽古の終わった夜9時以降を見計らってか、電話がよくかかって来ます。
今日は横になったり縦になったり色々しながら電話を取りました。考えてみたら可笑しいですが…。(笑)

今日のマッサージを思い出していました。

あの先生はすごいです…。
鍼を1ヶ所打って下さっただけで、痛みなく腰が動くようになりました。イリュージョンやね…

腰痛の出ている時、立った姿勢からうつぶせになるのは、比較的出来ます。2年前は全く無理でしたが。

しかしうつぶせから、横向になったり起き上がる事が非常に大変なんです。

うつぶせから起き上がったり横向になったりする時は、両手を小脇の辺りについて、いわば腕立て伏せみたいなかっこうをしながら起き上がると思います。

これが、両手を小脇の辺りについても、そこから上体を起こせないんです。腰が体の中心なのは本当に位地的な事だけじゃないんですね…。

私は、一生懸命頑張ってうつぶせから起き上がろうと、本当に一生懸命頑張りました。しかし出来ない事を先生にわかってほしくて、可哀想にと同情してほしくてもがいていたのですが、

ふと見ると先生はそこに居なかった。

あれ。(爆)どこに行ったん?(爆)

先生はどこからか帰って来て、横向になるようおっしゃいました。

うつぶせから横向もこれまた難儀で、頑張りました。なかなか出来ません。本当に一生懸命頑張りました。

こういう時、先生が優しい人じゃなかったら、黙っていられても焦って痛みが走ったり、辛かったり情けなかったりするのでしょうね。この先生で良かった。(ハート)

そしてふと見えたのですが、先生は私が頑張って向きを変えてる時、寝台から落ちないように、かと思いますが、触らないように腕でガードして下さってるのがふと見えました。
必死だからちらりと見えただけですが。

その態勢が、2年前メガぎっくりをした時、弟子の看護士Kが介助してくれた態勢と同じ、と感じ、内心感動しました。

忘れもしない2年前の7月3日か4日(どっちか忘れとるやんか。)、メガぎっくりが快方に向かったので、もう大丈夫!と勝手に判断して、眉さんの考古館コンサートに出掛けて行った日の事です。Kが連れて行ってくれました。
       (つづく)

マッサージレポート/神の手

2013-07-29 20:47:47 | Weblog
昼下がりの腰痛から6時間、なんとか今小康状態です。

あのマッサージの先生の技術はすごい、ゴッドハンドとはこの事ですね…。随分痛みは軽減されています。

明日も行きます。ひどくならないように。この夏を乗り切らねば。

あの先生が居て下さると思うとなんか安心です。

お久しぶり!!

2013-07-29 18:44:23 | Weblog
って歓迎している訳ではありません。

大物腰痛が来ています。
早く帰ってほしいですわね。
2年前の、あのメガトン級ぎっくり腰の時から、久々に来ました。

でもあの時に比べたら「屁のかっば」程度ですが。

しかしこれは、日常生活に少々支障をきたす程度のクラスです。

2年前の恐怖が一瞬よぎりましたが、負けてたまるもんですか!
来月早々子供のコンクールはあるし、中学校コンサートと弟子のコンサートが続いています。

絶対負けん!

遺言

2013-07-28 12:51:21 | Weblog
ある小学生Sちゃんが言いました。

「私が小さい時、大じいちゃんが死ぬ時に、「Sはまだお箏習わんのか。」って言って死んだ。」

って話してくれました。

この子の大じいちゃんといえば、80代位か…と想像します。

曾孫さんのお箏を弾く姿をご覧になりたかったのでしょうね。その世代の方は、お箏には特別な思いがおありになるようですから…

本人もお箏好きなようですし、おばあちゃん?か大ばあちゃん?かがお箏なさってたとかで、そこへ行くとお箏がいっぱいある、とか言っていました。

こういう子は、お箏に出会うべくして出会ったのでしょう。手もさまになってるし。

大じいちゃん、Sちゃんはようやくお箏に出会いました。お守り下さい。

演奏の品格

2013-07-27 13:54:28 | Weblog
最近、ある業界の先輩と話す機会がありました。

余談ですが、私はいつも話をしたりお会いしたりは「業界の先輩」ばかりです。「業界の後輩」なる存在とも親しく話がしたいものですが、そういう存在はいつ現れるのでしょうか…

ある業界の先輩と話をして盛り上がったのですが、「演奏の品格」について。

私はかなり前にこのブログにも書きましたが、ある団体のコンサートに行った時感じた事です。県外でした。
その団体はプロも輩出している優秀な団体という事で評判が高いので、一度行ってみたく、楽しみに出掛けました。

しかし、驚きました。もう二度と行く事はありません。気持ちが悪かった。吐きそうだった。

確かに上手かったです。

しかし、お箏奏者は振袖から肘まで露出するほどのオーバーアクションで、挙手したり手首ひらひらさせたり、上半身うねうねの踊り弾き、ある人は自分のパートが連続休符になった時に顔を上げて客席を見回しているし。
尺八奏者は海老が跳ねる如く、イナバウアーみたいにのけぞったかと思うと、お腹を殴られたかみたいに振りかぶりうつむき、この、のけぞり振りかぶりを延々続けながら吹いていた。

よくあれで吹けるもの、それはそれですごい事ですが…。

もう気持ち悪くて吐きそうで、来たのを後悔しました。アンケートには、
「演奏中は客席を見たりしないで、演奏に集中なさった方がいいのではありませんか?」
と書くのが精一杯でした。客席をなめてますね。

微動だにせず楽器を弾く事は無理ですが、度が過ぎてる。

この団体の事はすっかり忘れていたのですが、この最近あそこにそっくりな団体に出会い、思い出した次第です。

その団体は、以前はそれほどまで感じなかったのですが、だんだん踊り弾きが派手にエスカレートして来て、見るに耐えなくなって来ました。
またそれに影響される団体も出て来て、どういう美意識なのか私にはとんと疑問です。

ここは私のブログですから私の主観で書いています。

踊り弾きは見苦しい。下品。どんなに上手くても不快で吐きそうになります。見ていられません。

以前はそこまでではなかったから、よくうちの子らにも、機会あれば見学にお行きなさい、と言っていました。
しかしああひどくなったら、いくら上手くても真似してほしくないから、今は故意に見せないようにしています。

子供や初心者のうちは影響受けやすいから、あれを真似し始めたら大変な事です。
指導者や後援している周囲など、誰もあれを注意してあげないんですね…。

拙いですが、精一杯弾かせて頂きます、
という気持ちで真摯に心から弾くのと、

さあ私達の名演奏を聴かせてあげる。さあご覧なさい。
と集団ナルシストみたいな気持ち悪い演奏するのと、

どちらが音楽として人間として優れているか。

噂も聞きました。ある演奏会場で、お箏を立てかける場所がなかったとかで、壁面に並べてあった吹奏楽の楽器を
「そんなの蹴ったらええんよ!」
と大声で言って、その吹奏楽部の保護者が聞いてて揉めたとか。

それみた事か、です。いくら上手くても何の値打ちもない。楽器を弾く資格などないのでは?そういう心が演奏に表れてるんです。だから気持ち悪いんです。

私は万が一自分の指導する後進の中からそんなのが出て来たら、もうショックで気絶するかもしれません。

出ないと思いますが。

来月コンサートをするうちの中学校箏曲部は、中学生ですから技術は中学生です。
でもあの子達は心根がいいから、毎年客席の涙を誘います。一生懸命弾く。これほど心打たれる事はありません。
今も最後の仕上げを頑張っていますが、この前はみんな、私に「顔の表情が良い。」と誉められました。邪念なく心から一生懸命弾いているから、私は不覚にも涙が出そうでした。

力みもせず、気持ちの盛りあがりが先行する事もなく、ピュアな演奏、まっすぐにただ弾く。自分を上手く見せようとか、天狗になってるような阿呆は1人もいない。我が教え子達ながら素晴らしいです。お見事です。音楽人としてのハートを持っています。
どんな気持ちで楽器に向かってるか、舞台に上がってるか、客席にはモロわかるものですから、見苦しい姿をさらして恥をかかせるような事は私は可愛い教え子達にはさせられない。

いくら技術が高くても、下品な演奏は私はいただけないです。下手でも一生懸命頑張って弾く、心から。評価は客席がする事、演奏者が望む事ではありません。

と私は思います。