めぐりめぐって

ある日の朝、メールが一通入りました。

『おじいちゃんが亡くなった』

大切な友人からもらったその一通のメール。

大学の時、その友人と一緒に大阪神戸へ旅行に行きました。

2泊3日の寝泊まりは友人の祖父母の家で、いち家族の様な過ごし方をしました。

その3日間は琵琶湖へ行って、湖の近くで皆で食事をとったり

神戸港にいって分からないながらに、その場所の歴史について考えてみたり

夜のだんらんを皆で過ごしたりしました。

その時間を過ごしてたことを、メールをもらったことで振り返ります。


ありがとうの気持ちも、

悲しくなる気持ちも。



おじいちゃん、おばあちゃんと過ごした3日間がなかったら

朝にこのメールをもらう事もなくて

その知らせを受けて、その思い出が浮かんで

『ありがとう』と想うこともなく、悲しくなることもなくて

普段通り過ぎていった日になってたんだなあと思います。



『はじめまして』の僕を、孫である友人と同じように接してくれた。
当時とにかく遊びに夢中で人として少しとげとげしくもあった僕を優しさで包んでくれました。

最後の別れ際、体も大変なのに駅まで僕たちを送ってくれて
改札前まで来て、見えなくなるまで手を振ってくれました。

たったの3日間がくれた、おじいちゃんとおばあちゃんとの時間。
友人がくれた、その機会と一緒に過ごした思い出。

そんな、散りばめられたひとつ一つの出来事が
過ぎていく日常にまたひとつ、色を付けて
巡りめぐってこのブログにアップすることとなりました。



ありがとうございます。