中国、空母バリヤーグ(瓦良格)の
ヴィデオを意図的に流失させた
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
/ http://www.melma.com/backnumber_45206_5094004
転載
平成23年(2011)2月1日(火曜日)貳
(速報)
中国、空母バリヤーグ(瓦良格)のヴィデオを意図的に流失させた
殲20―ステルス戦闘機の誇示につぐ「快挙」か、
それとも畏怖の押しつけ?
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http://blogs.wsj.com/chinarealtime/2011/01/31/video-chinese-aircraft-carrier-caught-on-tape/tab/print
こんどは空母バリヤーグ(60000トン)のヴィデオ画像が流れ出している。
誰が投函したか、軍の差し金か、胡錦濤がまったく関知しないのも
殲20ステルスの試験飛行のときと酷似している。
しかも不都合な情報はすぐにネットから消し去ることが得意な中国政府が、
このヴィデオ流失はそのまま放置している。
空母バリヤーグは1998年にウクライナから購入した。
鉄の塊、がらんどうを黒海からポスポラス海峡を越え
(この海峡の通過をトルコ政府はなかなか許可せず、2001年まで待たせた)。
さらに地中海から喜望峰、インド洋、南シナ海を通過し、
輸入目的とされた「カジノ・ホテル」の係留港=マカオを黙って越えて、
東シナ海を北上し、黄海から大連の軍港に入った。
爾来、バリヤーグは艤装工事、信号系統やカタパルト(?)
搭載のために軍港旅順にあるとされてきたが謎に包まれていた。
2011年1月28日、オンラインに投稿されるかたちで、
中国初の物真似空母のヴィデオが流れ出した。
海保の勇敢なる官員が尖閣諸島沖中国漁船衝突ヴィデオを
Uチューブに流したスタイルを真似た。投稿から三日間で
7万回以上の引き合いがあり、米軍関係者は
「ことし七月に公開予定とされていた画像の先行封切りか?」と首をかしげる。
しかも空母バリヤーグは改名されていた。
中国海軍の初の空母の名称は、なんと、「施浪」である(浪は「王」扁)。
施浪とは何者か?
鄭成功三代がおさめていた台湾。その鄭氏台湾から1681年に
清に寝返った軍人が施浪である。
なんとも凶悪なほどに象徴的な名前を空母に冠したものである。
空母を見せつけて馬英九に寝返れと暗示をかけているような
厚かましい名称でもある。
以上 抜粋
。