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明快な力強い言葉は…

2013-06-03 05:30:00 | ブログスタッフのつぶやき

「私に任せておきなさい」

「私が言うんだから安心していいですよ」

「○○しさえすればいいんですよ」

「○○はいい/わるい」

 

こういった明快な力強い言葉を発する人は、私は苦手です。

人の言うことに何もかも反発しましょう、ということではなく、

ちょっと立ち止まって、自分自身の心や考えに耳を済ませたいと思うのです。

 

人は、明快な力強い言葉をかけられると、

考えることをやめてしまうことがしばしばあります。

そして考えをやめてしまう人が増えれば増えるほど、

その意見が「多数の意見」として扱われ、

多数の意見=正しい意見 と錯誤しがちです。

明快な力強い言葉を発することは、他者の人生を背負うことでもありましょう。

はたして人にそんなことができるのでしょうか。

そしてそのことを、本心では、あるいは状況が変われば、どう思うでしょう。

 

「その人に任せておけばいいんだ」

「その人がいうんだから何とかしてくれるだろう」

 

これは人を信じるからこその発想である一方で、

自分で物事を考えたり、決めたりすることを避ける行動につながるともいえると思います。

明快な力強い言葉であってもそれはあくまで、その人の考えを表したものにしかすぎません。

もちろんこうしてここで発している言葉も同様です。

何より、その人がその言葉を発する意味、そこに耳を傾けたいと思うのです。

そうしたうえでどう判断するか、ということになるでしょう。

「私の言っていることは正しいかどうかわからないから、自分で考えてほしい」

「私についてくればいいなんて、とても言えません。進む道を一緒に考えていきましょう。

そのなかでいやになったらお互いちがう道を進むこともありです。」

こういう言葉を発せる人こそ、人のもつ弱さや強さ、優しさやいやらしさなどに

真に寄り添う力を併せ持つ人だと、私は感じます。

 

from ゆるーい思春期ブログスタッフ

 


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