花 咲 島

“L’uri”の宝田が、今お気に入りの楽しいことや美しいものなどを、ご紹介します。

松下工房

2005-05-07 | 雑記
 楽器を入手するたび、以前は必ず原宿の松下工房に持っていって調整をしてもらいました。工房設立初期の頃からお世話になっていて、ベースに始まり、カジノ、カバキーニョなども全て弾き心地のいいように、メインテナンスをお願いしています。
 昔、ここのゴールドカードをもらうチャンスがあったのですが、行きそびれてしまいました。このカードがあれば割引サービスが可能だったのですが、ちょっとだけ割高の通常料金が障害となり、金欠の最近は疎遠になってしまいました。この工房でないところでメインテナンスをした時に、私が後悔して口にする言葉があります。「お金で安心を買う」→少しのお金をケチらなければ良かった、と何度思ったことか。

 ・・・と言うのはですね・・・
ネックのそりを直すのに、ボディの色が焼けたようになったり・・・
フレットを抜くのに、指版がガタガタにいたんだり・・・
ピックアップを換えたら、ボリュームコントロールがトーンコントロールに変わったり・・・
大事なブラスのピックガードを勝手に削っちゃたりとか・・・
約束の納期なのにあがってこないなぁ、と電話をかけたら「これからやります」とか・・・
工具でボディをへこませて「あれ、最初からじゃなかったでしたっけ」とか・・・
むむむっ、コラーッ!!

 ・・・といった感じで、リペアでは思いがけないことが起きて、たくさん泣きました。
でも松下さんは大丈夫。いい仕事してくれます。社長曰く「お客さん以上の繊細さを持って仕事しないとダメ」とのこと。すばらしい言葉ですね。料金についても、水・木曜日と雨の日なら10%安くしてくれるそうです。ありがたや。
 ついでに表参道・青山あたりをぶらぶらとするのも、気持ちよいですね。