先日、ウクライナ出身の「ナターシャ・グジー」という歌姫のミニコンサートを観ました。東京・小平市で毎年催されている、「国際交流フェスティバル」のプログラムの一つです。ナターシャさんは「水晶の歌声」の評どおりに麗しい声。郷愁を呼ぶ憂いを帯びた音色の、バンドゥーラという民族楽器(竪琴とギターを合体させたタイプ)を膝に乗せ、弾きながら歌います。ウクライナの曲に加え、「いつも何度でも」や「見上げてごらん夜の星を」などの日本の曲も織り交ぜて、全5曲×2ステージ。たいそう美しい方ですが、撮影禁止だったので、一曲目に聴いた「金色の花」という歌にちなんで、代わりに金色の百合の写真を載せておきます。
ナターシャさんは、6才の時にチェルノブイリ原発事故で被曝して、直後に「3日間避難して」と政府から言われました。なのに「3日経っても、21年後の今でも帰ってよいと言われることはなく、よく遊んだ森も懐かしい我が家も、全て埋められてしまった」そうで、「友人も沢山死んだ。事故後に生まれた子どもにまで健康上の被害がある。」と言っていました。「人は忘れることで過ちを繰り返す。」という彼女の言葉がとても印象的でした。
ちなみに金色は「永遠」、百合は「栄華」の象徴です。永遠なる文明の繁栄を憧れ求めてきた人類の歴史ですが、そろそろここらで「大事なことを思い出し、忘れない」で、人類はどこに向かっていくべきなのかを皆で考える時なのだろうと思いました。
ナターシャさんは、6才の時にチェルノブイリ原発事故で被曝して、直後に「3日間避難して」と政府から言われました。なのに「3日経っても、21年後の今でも帰ってよいと言われることはなく、よく遊んだ森も懐かしい我が家も、全て埋められてしまった」そうで、「友人も沢山死んだ。事故後に生まれた子どもにまで健康上の被害がある。」と言っていました。「人は忘れることで過ちを繰り返す。」という彼女の言葉がとても印象的でした。
ちなみに金色は「永遠」、百合は「栄華」の象徴です。永遠なる文明の繁栄を憧れ求めてきた人類の歴史ですが、そろそろここらで「大事なことを思い出し、忘れない」で、人類はどこに向かっていくべきなのかを皆で考える時なのだろうと思いました。