お好み夜話-Ver2

さよなら マリコ先生

 
,2020年11月に腎臓移植手術をしてから半年後、突然腹部の激痛に襲われて緊急入院した。
 
原因不明の突発性膵炎と診断されて絶食入院生活が始まり、その後1年半あまりも入退院を繰り返し激痛と絶食に耐えてすっかり筋肉が落ちてガリガリになってしまった。
 
腹の中には長らくステントが入れられ超音波内視鏡やCT、MRIを何度も受け、破綻した膵管やでっかい嚢胞がなんとかなるまでひたすら絶食と点滴に加え、激マズなエレンタールを飲まなくてはならなかった。
 
コロナ禍で誰とも面会できず、わずかに言葉を交わすのは医者と看護師だけという生活で声も出なくなってきて、オマケに白内障まで患って目も見えなくなり、「死」とか「絶望」なんて言葉が脳裏にちらついた。
 
当初は原因不明だった膵炎も白内障も、毎日飲まなければならない免疫抑制剤の副作用というほかなくなり、薬の量などを見直してなんとか治ってはきたものの一度ぶっ壊れた膵臓は元に戻るわけもなく、引き続き経過観察を続けていて今に至っている。
 
 
先日受けた超音波内視鏡の結果を聞きに再び女子医大に行った。
 
いつもながらに外来は混んでいて、1時間半以上待ってようやく呼ばれて診察室に入り、3ヶ月ぶりにお目にかかる「マリコ先生」の話しを聞いた。
 
我が膵臓ちゃんは自信なさげに萎縮しているものの以前よりはマシになってきて、明らかな異常は認められないとのこと。

が・・・、膵管内に多数の結石があるというのだ( ̄◇ ̄;)
 
このポンコツの生涯激痛トップスリーの1位が膵炎で2位が結石なのに、やっと膵炎から逃れたと思ったら次は結石か〜い‼️
 
ちょっと落ち込んだが、今はまだ処置をするほどではないですよと「マリコ先生」が言ってくれたのでやや安堵。
 
しかしもし痛みが出たりしたらどうするかというと、他の結石と同じように超音波で破壊するそうだが、このオヤジの場合は膵管が細いのでまたステントを入れるかもしれないらしく、さらに女子医大では結石の破壊はできないので他の病院を紹介することになるという。
 
相変わらず面倒くさいポンコツだな・・・。
 
 
まあそれでもなるようにしかならんわけで、そんなことより長年お世話になった「マリコ先生」がこの病院をやめてクニへ帰ってしまうことの方がショックだ。
 
これまで何度となく女医に診てもらったけれど、いつもぞんざいでろくに患者の顔も見ないような医者ばかりだったが、その点「マリコ先生」はちゃんと人の話しを聞いてすぐ対応してくれ、ニコッと笑ってくれたりしてくれるのでとっても良かった、しかも美人だし😁
 
なんでもクニのお父さんの介護をするとかで、推定するにお父さんはこのポンコツと同年代と思われ、寂しくもあり羨ましくもあり・・・。
 
以前から医者と坊主と政治屋は嫌いだと公言していたが、それは人の顔も見ずに薬だけ処方するような医者ばかりに当たっていたせいで、腎臓移植からの担当医と「マリコ先生」に出会ったことでとりあえず医者嫌いは取り下げたのだ。
 
 
次回3ヶ月後にまたMRIを撮ることになるのだが、その時「マリコ先生」はもういない。
 
吉田拓郎の「夏休み」の一節、
 
♪ きれいな先生 もういない 🎵
 
が脳裏でリフレインする。
 
さよなら マリコ先生👋
 

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