たらったら♪生活

10年前の子宮頸がん2b放射線単独療法経験日記

退院

2006-09-27 | 母は乳がん?
入院から1週間で退院となった。
乳房の筋肉は残す全摘、非定型手術は
手術後5日で退院出来るのか。
(胸筋保存乳切とか単純乳房切除術とか
たくさん呼び名があってややこしい)

なら乳房温存手術は切開が少ない分、
同じくらいかもっと早く帰れるんだろうか。

退院日の日は回診のある日だという。
回診という患者に何の役にも立たない
無駄な慣習はもちろん地方の医大も
行なっていて市立、県立も忙しいくせに
これだけはやめないから不思議だ。
病棟の廊下をぞろぞろと行進し患者のベッド前に
ずらりと並んで「治療は順調ですね」くらいのことを
言って消える。この日はこのせいで外来の
診察開始時間が遅くなる。

母は無意味な医師勢揃いの大名行列に
つき合わされたくないと早くから
帰る準備を済ませ早めに迎えに行った
私の姿を見ると挨拶を済ませ速やかに病室を出る。

会計を済ませる。1週間入院で手術をして
70代の母は保険適用で4万5千円程の請求だった。

あともうこの病院に来なくていいなら
気持ちも晴れ晴れなのだが、2週間後は
診察を受けなくてはいけない。
しかも生検の結果。進行度、ホルモンレセプターが
プラスなのかマイナスなのか、抗がん剤投与の必要の有無が
わかる。緊張ものだ。ホルモン剤の服用(5年以上)や
抗がん剤治療が母に必要なのか。

そもそも本当にがんなのか。手術前の診察で
医師は細胞診クラスⅣの時点でがんの可能性99%
と言い切って聞かなかったがもし、生検で
がんでなかったという結果が出たら
どうするんだろう。それでもがんであると
つき通すのか..。はっきりするまで
この思いは私の頭から離れることはない。
がんじゃなくても斬り損。がんであっても
困りもの。頭が痛い。

どうにか母は今のところは胸の痛みも無く
食欲もあって元気だ。
天気の良い日が続いて積極的にオシャレを
楽しみアクティブに外出をしている。
やはり今のうちに楽しんでおかなくてはと
いう気持ちが強くなったようだ。美味しい
食事をしたい気持ちも前よりある。
映画を見ることが好きなのでいろいろな
新作映画を見ている。何かを深刻に考えると
沈んでいく心配ごとは底なしだから
考える暇を作らないように気を紛らすしかない。

私達が出来ること、するべきことは楽しむこと。
今まで何度も繰り返し言っているが、
積極的に楽しいことを1個でも多くすること。
したいことをすることなのだ。

そして自分で決めていくこと。





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