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HAVE A NICE SHAVE

クラシックシェービングと男性スキンケアのノート

シェービング用品のレビューについて

2017-12-07 09:20:52 | ヒゲソリ雑記
Gillette Slim Ajustable というビンテージホルダーがある。
1961~1968年まで生産されていた替刃の繰り出し量が調整できるホルダーで、今でも人気のあるホルダーである。生産量が多かったため今でもebayなどで新品に近い状態から手頃な価格の中古品まで入手するのにそれほど困ることはない。

Gillette Slim Adjustable


あまりにも有名なホルダーだったので手に入れたいと思っていたところ、ヤフオクで比較的きれいな状態のものが2000円で入手できた。通常は5000円前後だったので比較的お得に買えたと思っている。
落札直後、改めてGillette Slim Ajustableについてのレビューをネット上で閲覧していたところ、こう言う記述があった。

曰く「アストラの替刃で剃ると痛い。このホルダーでは使わないことにした。」

これは参った、私はアストラの替刃を気に入って常用している。替刃を買え直さないと行けないかも知れない。そんな不安な気持ちになりつつ、2日後に届いたホルダーを殺菌洗浄後、アストラの替刃を試用してみた。
ところがどうも感覚が違う。私にはとても滑らかで特に使いにくい印象はなかったのだ。
シェービング後の肌の状態も私の知っているアストラの使用感で痛くもないし特に違和感がない。
念のため続けて3回ほどアストラの替刃を使用してシェービングしてみたのだが、目立って違和感を感じるようなことはなかった。
実はそのレビューで気になった点があった。
Gillette Slim Ajustableでいろいろなブランドの替刃を交換してみたところ、割れる替刃があったと記載されていた。気になったのでそのレビューに書いてあった同じブランドの替刃をセットしてみたが私のホルダーでは割れることはなかった。
そこで思い至ったのだが、そのレビュアー様が手に入れたホルダーは歪みがある可能性がある。よって替刃の使用感が変わっていたのかもしれない。(私のホルダーが歪んでいる可能性もゼロではない)
そのレビュアー様の所持していたGillette Slim Ajustableは(ブログ内に写真が掲載されていた)私のものよりきれいな状態で、一見しただけでは不良箇所があるとは思えない状態だった。私が購入時にその写真を見たなら落札ボタンを押していたかもしれない。

他のユーザー様がどのような環境で、どのような剃り方をしているか、もちろん私が知るすべは無い。
特に両刃ホルダーや替刃などはいろいろな状況によって剃り味が変わる。私が良いと思っていても他のユーザーには良くないと判断されてしまうことは当たり前のようにありえる。
これは良し悪しの問題ではなく、人それぞれ違う髭質を持っておられるのだから当然の結果だろう。
私も所持している製品の感想などを掲載しているが、話半分で見てもらいたい。
結局王道は「自分で試してみる」しかないと思う。それも、長期に渡って試してみる必要があるとも感じる。
その理由は、まず夏と冬とでは湿度の関係から剃り味が変わる。また、剃り方もその時々よって変化するからである。買った当初は大したことないと思ったホルダーがしばらく経った後再び使ってみたところ、使いやすくなっているときもある。その他、ソープやブラシなど、剃り味に変化をもたらす組み合わせは無限にあるため自分自身で探求していくしか無い。

無責任な言い方かも知れないが、正解が無いのがクラッシックシェービングなのかもしれない。
故に奥が深く、興味が尽きない世界。次に出会うアイテムを楽しみたいと思っている。


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