休題・・親父のこと

今日は大した用事もなく朝からのんびりです

自分の生まれ育った環境を書いてみましょう


私の両親のことから


お袋は品川区での生まれで育った所は長屋の住み家でそこには職人連中が多かった

長屋の裏には中心に井戸端がありおかみさん連中が揃って井戸端会議をしている所だった

私も家から近かった為によく祖母の所にいたもんで、洗濯が始まると祖母に呼び出され井戸水を汲むお手伝いをしていた

洗い桶と洗濯板を持ちおかみさん連中がぺちゃくちゃおしゃべりをしている洗濯での水出し

井戸の水を汲む係になっておかみさん達からけん坊は良い子だとおだてられながら手伝ったもんだ

ある時蜂にさされ泣き出した時に近所のおばさんがアロエの葉を折って刺された所に塗り込み

もうこれで大丈夫だよ・・・と

下町の小路でのことだつた

近所には朝鮮があり同じような歳の子が多くその頃の友達は朝鮮人が多かった

廃品回収を生業としている子の家に行くとごみの山を登りつめ両脇には紙類のごみの谷になりやつと玄関にたどり着く

その頃はあの子は朝鮮人だから云々とはなかったな～

祖母の家の隣は運送屋さんで三輪自動車で物を運んでいたのだが家の前で子供をひいてしまい近所の人々が集まってきて

轢かれた子は大人がその三輪自動車の荷台に乗せられ病院へと走っていったが・・・その後の事は覚えていない


祖母の家から子供の足で10分もなく私の家だった

小学校に入るまでは家の近所で周りの子達と遊び

祖母の家にいればそこでの友達と遊んでいた

幼稚園に行かなかった（行けなった？）私は家の周りの友達は幼稚園に行っていた為に

祖母の家に行って遊んでいたのかもしれない

お袋はその朝鮮の近所に住んでいた為に朝鮮人云々など何も言わなかったが親父は別だった

親父は朝鮮の町の道を歩く時は「ここの朝鮮人たちはどぶろくを作っているんだ」とよく呟いていたな

親父は生まれた所は浅草で焼け出される前に馬込に来ていたのだ

学校は東京府立第一工業高校でいつも主席だったようで賞状が沢山あったのを覚えている

卒業後は逓信省でモールス信号の技師として帝国ホテルにあった電信局で海外との通信に携わっていた

当時の児玉義男？氏からはお年玉を貰い帝国ホテルの料理長からは可愛がられお菓子等を作って頂いたと自慢していた

父方の祖父は山形新庄の生まれで代々医者の家系で東京で医者になろうと出て来たと聞くが

あまり話もしない父親だったので詳しくは分からない



だらだらと長い話になりました


今日は頭も日曜日なのでこんなくだらん記事ですまぬ



それでは皆様にとって無事安泰な一日をお過ごし下さい。