ゼロから始めた田舎暮らし

水も電気もない北海道の原野を購入し0から始めました。

夫婦と犬2匹猫1匹馬1頭と鶏20羽の大世帯。

ユンボの話。

2013年06月13日 | 日記
今使っているユンボについて少しご紹介します。

機種はコマツのPC30と言います。

かなり古い物ですが、しっかり働いてくれています。

移住当初から、現在まで使いまくっています。

どう使っているか、と言うと。

まずは最も得意とする「穴掘り」

旧宅の基礎はレンタルしたユンボで掘りましたが、そのとき今後の生活にはユンボは必須だと実感し思い切って購入しました。

その思いは大正解で、母屋の基礎の穴掘りなど、今の生活環境の構築に最も貢献しています。

この機械は構造上穴掘りが最も得意な作業です。

生まれて始めてユンボをレンタルして基礎の穴掘りが出来たのも、この機械のそう言う特性のおかげです。

と言うより、ちょっと地面を均そうとしてもこの機械はデコボコな穴を掘ってしまいます。

穴掘り以外の作業にはかなりの慣れとテクニックが必要になります。


クレーンとして。

重量物の運搬にもその力は発揮されます。

数トンの物なら難なく吊り下げて移動できます。

浄化槽の設置や、ログ積み、大きな丸太の運搬など、重宝しました。


そして今、最も多い作業が「整地作業」です。



そのためにバケットを法面バケットに付け替えています。

このバケットは穴掘りには不向きですが「整地」「除草」「抜根」を効率的に進められます。

と言うか、三つの作業を同時に進めています。

クマザサと潅木に覆われた地面を一度綺麗に剝ぎ取って芝刈り機が使える程度に整地する!作業を今しています。

地面を覆っているのはクマザサや潅木だけではなく、古い倒木とその根、落ちた無数の枝なども大量にクマザサの下に隠れています。

それらを効率よく剥ぎ取り集めるのに適したバケットです。

整地するといえば「廃土版」が主流のように感じますが、さにあらず。



これって意外と使い方が難しく、単調な上下運動しかしませんが、奥の深い機能です。

最近少しは使えるようになりましたが、これだけで整地するなんて、UncleBeeにはまだまだハードルの高い作業です。



伐採の道具として。

木を切り倒すときにも重宝しています。

細めの木なら、ユンボでなぎ倒します。

そうすると根も一緒に出てくるので抜根の手間が省けます。

大きい木を倒す場合、倒れる方向が重要ですが、ユンボがあれば比較的自由に倒れる方向を決められます。

あらかじめ倒す方向にユンボで押しておいて、チェンソーで切れ目を入れて倒します。


その他にも、柵の杭打ちにも使いましたし、柵の金網の展張にも。

数え上げたらきりながいほど色々な事に使っています。

レンタル代に換算すると、もう何十倍も元を取っているでしょうね。

最初、なかなか上手く操作できない頃には「買って失敗だったかな?」ってほんの少し思ったこともありましたが、ユンボの購入は多額の出費以上の効果がありました。



今の整地の現場です。

とりあえず地面を覆っていた物を取り除いたところです。

これをこれからもう少し整地して、将来は芝生にします。

これだけの作業を手作業で!なんて軟弱なUncleBeeにはとても無理です。

業者に頼むにしてもかなり高額な費用が掛かります。

このユンボを購入したときの値段は中古の乗用車一台分くらいの値段でした。

でも、その投資額の数十倍は(業者委託の場合と比較して)稼ぎをした事になると思っています。

UncleBeeと同じようなことをしたいと思っている方がいれば、この機械はかなり優先順位が高い品物だと思います。

ただし、操作を間違えると危険な物でもあります。

作りかけの家を何回かぶっ壊しそうになったこともありました。

うっかり木じゃなくて人をなぎ倒しそうになったこともありました。

自分で掘った穴にユンボごと落ちそうになったこともありました。

運良く今までは無事故で来られましたが、なれた頃が危ない!

まさに今が一番危ないのかもしれません。

作業は慎重に、安全第一です。
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