放棄

ジルは生きる気力を失くしてしまったようです。

この一週間ほとんど食べていません。

何とか食べさせようとしても見向きもしません。

生の鹿肉を食べたので喜んでアマゾンで５キロも注文したのに、３－５個食べてから一切食べません。

飲み込む力も衰えて来て鹿のジャーキーを食べさせたら、のどにつっかえ吐き出す力も弱く。

 

デッキで一日中寝ていて部屋に入れてもすぐ出たがります。

 雪の上で一日中過ごしていました。（４月８日）

メイが心配そうに。

 

そして気が付くと居ない。

数時間後にひょっこり帰ってきます。

体力が無いはずなのに一体どこをうろついてるんでしょう。

 

動物病院に電話して様子を伝え、もう行かないと言いました。

ジルの好きにさせます。

先生も「点滴しても延命だけの処置になりますからね」と。

肝臓機能が衰えているので、そのうち黄疸が出て来て腹水も貯まり苦しんでくればお願いしますと伝えました。

先生、ぐっと言葉に詰まり・・・・

「分かりました」

優しい先生です。

 

私たちも見守るしかありません。

　

　表情にも全く生気が感じられなくなってしまいました。

　

 

車には喜んで乗りたがるので、今のうちジルを可愛がってくれた近所の方達に会わせに行こうかと。

 

 

毎日ジルの来た頃を懐かしみ、ただ撫でてやることしかできない無力さを噛みしめています。