馬ふるる

揃って引退

本日更新の3歳馬2頭の近況を見ましたら...

2頭ともに引退することが告げられていました(゜ロ゜;ノ)ノ

突然の引退にただただ驚き。
番組の無くなる夏ならともかく、まだ3月ですからね。

まあ、どちらも伏線はあったわけですが...

タイダルフォースはデビューして2戦しましたがともに惨敗。


喉鳴りに伴う運動能力の低下があり、2回目の手術をしようかというところでした。

しかしながら獣医の見解は、手術しても改善は見込めないだろうということで、能力喪失の保険が適用されることから、手術せずに抹消の運びとなったそうです。

簡単に言うと、喉鳴りの程度が悪すぎるってことなのでしょう。

普通は喉鳴りで能力喪失認定なんてされませんからね。

まあでも仕方ないです。鳴ってしまった時点で、こうなることも覚悟していましたから。

敢えて言うならば、ここまで酷い疾患ならば、おそらく募集前の所見で何らかの異常があったんではないかということ。スコープの全頭検査くらいしているでしょうに。

多少のリスクがあっても、募集にゴーサインを出したのは、良化(発症しないか支障ないレベルに留まる)も悪化のどちらにも転ぶ可能性があったとかなんでしょう。

キャロットのアワブラッド(キャロット出身の牝馬の産駒)だけに、なるべく募集にかけたいという思惑もあったことでしょうし。

アワブラッドというシステムは、シーザリオやクリソプレーズみたいに最強クラスの産駒がクラブ募集に出てくるメリットがある一方で、多少の難があっても募集にかけられてしまうデメリットもあるわけで、それを上手く見極めて(すり抜けて)いかないと、タイダルフォースのような事が起こりうるってことなのでしょうね。

それを会員側が察することが出来る手掛かりの一つは、きっと預託厩舎なんだと思います。

成績を残し、キャロットやノーザンと繋がりの深い厩舎には、リスクの高い馬はあてがわれませんからね。

それでも完全回避は不可能でしょうけど。


そして、もう一頭の3歳馬、フラムエトワールも引退となってしまいました(ToT)

こちらは昨年の夏にトモの尾の付け根部分の筋肉を痛めてしまい、長期の休養を余儀なくされました。

ようやく乗り運動が再開できたのが約2ヶ月前の1月末。坂路にも入り、徐々にペースアップを図っていったのですが...

15-15を目前に再び同じ箇所に疲れが出てきてしまい、これまでの経過からも夏までのデビューの見通しが立たなくなったことから、やむなく引退となってしまいました。

もともとフラムエトワールは早期デビューを視野に今から一年前にトレセンに入ったんですけど、ゲート試験にてこずった辺りから少しずつ暗雲が立ち込めていったんですね。

早期デビューを白紙に戻して、心身の立て直しを図り、ようやく再度のトレセン入りが見えたところで頓挫。

不運の連鎖というほかありません。

馬体の良さや調教の動き、早期デビューを意識した牧場の感触からも、期待かけていたんですよね。

頓挫してからも、デビューまで持っていければ何とかなるはずと...

しかし、競走馬としてキツい箇所を痛めてしまったからには、こうした結果も仕方ないとも言えます。

個人的には厩舎のファーストアプローチの失敗が、そこまで上手く回っていたリズムを狂わせたと感じていますが、突き詰めると馬自身の問題でもあるんですよね。

気性が難しく、ゲートを嫌がったことでデビューが遅れ、立ち上がる仕草を頻繁にしたことで、股関節にも近い筋肉を痛めてしまったわけですから...

気性の激しさ、従順さも能力のうちだと、つくづく思い知らされました。

フラムエトワールはおそらくサラブレッドオークションか何かで売却され、繁殖牝馬として供用されることになると思われますが、ポテンシャルを子供に伝えられれば、いいお母さんになれるのではないでしょうか。


こうして一日で2頭の引退が決まってしまったわけですが、同世代の残る1頭、サンテルノが奇しくも明日のレースで走ります。

4番枠といいところを引きましたし、引退したタイダルフォースやフラムエトワールの分も頑張って走ってほしいものです。












コメント一覧

umafururu
@mainichiblog さん

こんばんは!
どの馬でも引退は寂しいし、結果が出ないままの引退だと悔しさも残ります。

特にフラムエトワールには期待をかけていたので、怪我が原因での引退はくやしいものがあります。

そういうのも込み込みのサラブレッドであり、一口馬主なんですけどね。
Unknown
引退は寂しくなるなあ

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