馬ふるる

残りものに福がある!?

社台系3社の1歳馬募集は今年も好調で、入会はしていませんがサンデーは早々と全馬が満口に、社台も先日見た限りでは2頭を除いて満口という盛況ぶりです。

特にサンデーは目に見えてわかる値上げをしているにも関わらず早々の完売ですからまさに驚異。

みんな金持ってるんだなあ。

秋募集のキャロットも値上げは必至でしょうが、それでも2次募集まで残らないんじゃないかな。

なんか会員同士が資金回収は困難と知りつつ、お金が尽きるまで争うチキンレースをしているみたいで、一口バブルの怖さを感じずにはいられません。

お金の問題じゃないのは重々承知してますが、5年後に大損する会員が続出してると思うとゾッとしますね。

社台系40口でもG1TCは先の2社ほどの売れ行きではありませんが、こちらも前年に続いて売れ行き好調の様子。募集中止を除いた63頭のうち既に45頭が満口となっています。

募集自体は来年の5月までありますから、おそらく最終的に残口が出たまま募集終了となるのは10頭未満でしょう。全馬満口が異常なだけで、総口数の90%以上が売れていればかなりの売れ行きと言えますから、クラブにはこの好調な販売を来年度以降の募集馬の質のさらなる向上として還元して、クラブと会員がWin-Winの関係に繋げていってほしいものです。

G1TCの出資は今年は1頭で打ち止めにするつもりなんですけど、残口がある馬は成長の様子見ができるぶん、何だかんだで気になってしまうもの(笑)

余る馬には売れない理由があるものですが、18頭もいれば掘り出し物は必ずいるはず。

まるでクラブの広告担当と言われそうですが、残口のある馬の中から個人的に面白そうな馬をいくつかピックアップしてみようと思います。

サンソヴールの21

やや小ぶりなのとモーリス牝馬にしては高めの価格、兄の成績が今のところ期待外れなのが嫌われているのか人気はありませんが、歩いている動画の限りは悪くない、というよりはむしろよく見えます。

兄が結構大きめだしモーリスだから小柄のままとは考えづらく、サイス面はあまり気にしなくていいんじゃないかな。

母はオープン馬で上を見ていると格好は悪くない仔を出している。案外重苦しさの抜けやすい牝馬で一発があるかもしれません。

資金があれば出資も検討したでしょうが、客観的に考えて第一希望で取ったレッドサンの21よりも高額な牝馬を追加で買うのはちょっと違う気がしたので私は見送り(笑)


サーティーンスクエアドの21

馴染みのない血統の外国産牝馬で、成長期ゆえにパッと見のバランスが悪いのが敬遠理由っぽい本馬。

歩かせると短距離血統らしい前向きさはあるし、脚の運びも変なクセはないし、厩舎も信頼できるし、価格も輸入経費込みなら安いくらい。

以前の記事にも書いたように候補の1頭には入れてました。

ただ、結果的に申し込みまで至らなかったのは、ちょっと安すぎて何かあるのかもと穿った目で見てしまった点(^_^;)

あら探し気味に動画を見ていくと、どうもトモの筋肉のボリュームが左右違うように感じて、特に左が薄いのかなと。

1分にも満たない動画だしツアーで実馬を見ていればまた印象が違うのかもしれませんし、さっきも書いたように成長期ゆえのバランスの悪さの一つで、調教を重ねていけば気にならなくなるのかもしれません。

来春とは言わなくても秋~冬まで成長を確認できたら価格的に追加出資もありうるのでしょうが、現時点で「満口近し」の状況ではそれも叶いそうにありませんし、諦めて影ながら応援する形になりそうです。

5代までのクロスはありませんが、見えないところでCaroやIn Realityのインブリードがあるのも好きなところなんですけどね。


オールポッシブルの21

ノーザン提供ゆえの強気の価格設定で、その割に厩舎が地味(小崎先生、スミマセン)なのが人気にならなかった要因でしょうか。

しかしながらサイズも程よく、立ち姿も歩かせても欠点らしいものはなく、やはり強気の値段も頷けるいい馬なんですよね。

まあ牝馬にしてはやや上体が勝っている感はありますので、母のスピードが上手く活かされてないと父が未知のレイデオロだけに危うさはあるかもしれません。

やっぱりノーザンとそこまで関わりの深くない厩舎が何を意味しているかでしょう。もしかすると小崎さんお得意のダートで良さが出ると判断されているのかな??

1次で全滅を喰らっていたら1.5次や2次での出資候補に入った募集馬でした。


エクストラペトルの21

こちらは父のキンシャサノキセキが不人気なのと、その産駒にしてはやや割高に感じての売れ残りでしょうか。

キンシャサだけに体高が低めなのは仕方なし。体重は短期間でだいぶ増えてきたことからも幅があってパワーがありそうです。

馬っぷりはいい方だし、厩舎も好き嫌いはあるでしょうが、毎年コンスタントに結果は残しているところ。脚元の不安が出そうな捌きを若干感じなくもありませんが、これくらいは対応できる範囲内って見立てなんだと思います。

このまましばらく残があり、私がどこかで特大馬券でも当たるようなら出資に向かうかもしれませんが、おそらくそれは叶わぬ夢で終わることでしょう(笑)


ヴィクトリーマーチの21

ハービンジャー牝馬で母系もまずまずなのに価格は安め。もっと人気になっても不思議ないのに売れ残ってしまったのは、厩舎が地味なのと馬体面の魅力に乏しいからなのでしょう。

でも、渡辺厩舎は渋い血統のクラブ馬ながらも、ヴィジュネルやヴェラアズールのようにオープン馬になっているし、G1TCでもヴァルディゼールがシンザン記念を勝ったように、案外と"持っている"調教師なのかもしれません。

ついでに言うとこの3頭には名前に「ヴ」が付いていて、本馬も母名から「ヴ」が付く名前になる可能性は十分。

ほら、何だか活躍しそうな気がしてきたでしょう?(笑)

そんなオカルトはさておき、歩きをチェックしていくと左右ともにクセのある脚の運びをしていて脚部不安リスクは少なからずありそう。もう少しトモの肉付きもほしいところだし、やはり募集早々にはなかなか手は出しづらいタイプですよね。

しかし歩様にバネは感じるし活気もあるし、血統で見れば半姉ビーオンザマーチは新馬勝ちを含めて3歳春ではや2勝。良い産駒を出し始めた中でのこのハービンジャー牝駒に当たりの予感がしないでもありません。

あくまで調教が順調ならの仮定つきですが、様子見できるようならこの馬あたりが追加出資の有力候補になりそうです。

まあ、資金の問題があるので、秋のキャロットの出資が上手くいかなかった場合かなあ。

はたして残りものに福はあるのか。個人的には気になったこの5頭もマークしていきたいと思います。


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