ポケット短歌。-ウクレレ式短歌blog-

短歌、川柳、日々のことなど

久々に出会いし友とチューニングするかのごとく話題を弾く

名古屋短歌大会

2010-08-08 10:35:45 | Weblog
名古屋短歌大会というと伊藤夏人さんがプロジェクトしているイベントを思い出すのですが、今日の話題はNHK学園と名古屋市が主催して8月6日に行われた大会の方です。

全国短歌大会以外でははじめて草詠料を払って2首投稿してみました。

結果は力及ばずといいますか、運よくといいますか秀作と入選でした^^


題詠「古」

◎亡き父の古着をひばり作業所へ渡して部屋に招く青空

(荻原裕幸さん選 秀作)

「自由詠」

◎年齢をレベル50と読み替えて姫を助けにボスへと向かう

(入選)


一首目の歌は、実を言いますと自分のことを詠んだのではなく、父を亡くして1年が過ぎた友人のことを詠んだ歌でした。普通、短歌が一人称の詩であるのできっと選んでいただいた荻原さんも私の父と思ったに違いありませんが、この歌自身には何かみんなが持っている共通の亡き人への思いが共感できるかなと思っています。ちなみに私の父は30年前に他界しています。

二首目の歌は、これはまさしく今年50歳を迎えた自分の歌。
姫って誰?ボスって誰?っていうツッコミがされそうな歌ですが、まあ、それは置いておいて50歳をレベル50と読みかえることで、年をとったなあと落ち込まず、世間的にもある程度の地位を築き強くなった気になり、勇者として姫を助けに行くためにボスキャラと対決する気概を忘れないでおこうと作った歌でした^^;

ところで冒頭の名短の方に行かれる人はおられるのでしょうか?
私自身は、まだ迷っています。