ウクレレとSwing(スヰング)音盤

Wave (2004) / Hiro Kawashima & Ohta-San "Herb Ohta"


この年は日本人ミュージシャンとの共作が続くが、どちらも90年代から長らく交流を続け信頼関係を醸成してきたよき理解者との共演作。

1998年に久しぶりの日本人ハワイアンシンガーの新星としてデビューした歌手、井上真紀のファースト・アルバムでオータサンが共演した縁から、所属するジャズ・ユニットである「ラブ・ノーツ」とも関係を深め、同ユニットの中心メンバーであるヒロ川島(トランペット)とのダブルヘッダー・アルバムが本作で実現した。レーベルはTemca。

1 Wave
2 Dolphin Dance
3 Pra Machucar Meu Coracao
4 Arbor Way
5 Invitation
6 Night Lights
7 Look to the Rainbow
8 Stella By Starlight
9 Portrait in Black & White
10 Everytime We Say Goodbye

メンバーは、
Ohta san: Ukulele
Hiro Kawashima: Trumpet
Maki "Maggie" Inoue: Vocal (on 7.)
Yuji Matsumoto: Bass

演奏内容はジャズとボサノヴァのスタンダード曲集。ライナーノーツに、オータサンがReal Book(ジャズ・スタンダードの歌本)を持ち歩いていて、必要とあればパラパラとめくりイントロをいきなり弾き始める、というくだりがあり、なるほどそういう感じなのか、と興味深い。  

オータサンのトランペット奏者との本格的な共演は本作くらいしかなく、ベースが加わるだけのシンプルな編成も功を奏している。ホノルルのAudio Resourceにて録音。


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